確率・時短・ST・残保留

引き戻し率とは?計算方法・時短・ST・残保留・トータル値の見方を解説

パチンコの「引き戻し率」とは、一般に 時短・ST・残保留など、決められた抽選回数の中で1回以上大当り・所定の当選を得る確率を表します。 同じ「引き戻し率」でも、対象が時短100回なのか、STなのか、残保留4個なのかで意味は変わります。

30秒で分かる「引き戻し率」

引き戻し率は、一定回数の抽選で1回以上当たる確率です。 たとえば大当り確率1/319.7を100回抽選すると、引き戻し率は約26.9%。 1/99.9を50回なら約39.5%です。 ただし、時短・ST・残保留・c時短など何を対象にした数値かを確認しないと正しく比較できません。

初心者向けに言えば:
「このチャンス区間の中で、もう一度当たる可能性は何%あるのか」を表す数字です。

厳密には:
「引き戻し率」は法令上の統一スペック名称ではなく、一定回数内で1回以上当選する確率・期待度を説明する一般的な表現です。 抽選確率、回数、対象区間、残保留、複数当選契機を含むかによって数値が変わります。

最重要:
「大当り確率 × 回転数」では正しい引き戻し率になりません。
1/319.7を100回だから約31.3%、という単純計算は誤りです。 「100回すべて外れる確率」を求め、その反対を計算します。

パチンコの「引き戻し率」とは?

引き戻し率は、時短・ST・残保留などの一定の抽選区間で、1回以上当選する確率です。

「引き戻す」という言葉は、通常状態へ戻る可能性がある場面から再び大当り・RUSHなどへつなげるイメージで使われますが、 数学的には「規定回数内に少なくとも1回当たる確率」と考えると分かりやすくなります。

同じ「引き戻し率」でも対象を確認:
「時短100回の引き戻し率」「ST50回の引き戻し率」「残保留4個の引き戻し率」は、 それぞれ別の抽選区間を表しています。

引き戻し率の基本的な計算式

1回転ごとの当選確率が一定で、各回転を独立した抽選として扱える場合は、 まず「全部外れる確率」を求めます。

引き戻し率 = 1 −(1 − p)n

p=1回転の当選確率 / n=抽選回数

1回転で外れる確率1 − p
n回すべて外れる確率(1 − p)n
1回以上当たる確率1 −(全部外れる確率)

引き戻し率の具体的な計算例

当選確率抽選回数引き戻し率公式例
1/99.9 50回 約39.5% SANKYO「かぐや様 Light ver.」
1/319.7 100回 約26.9% SANKYO「ヴァルヴレイヴ3」
約1/319.6 200回 約46.6% SANYO「P大海物語5スペシャル」の1/319.6・時短200回と同水準
約1/349.9 100回 約24.9% SANKYO「シン・エヴァ Type ゲンドウ」
1/99.9 × 50回
引き戻し
約39.5%
1/319.7 × 100回
引き戻し
約26.9%
1/319.6 × 200回
引き戻し
約46.6%
1/349.9 × 100回
引き戻し
約24.9%
回数だけでは比較できません。
時短50回でも大当り確率が軽ければ引き戻し率は高くなり、 時短100回でも確率が重ければ引き戻し率は低くなります。 「確率」と「回数」をセットで見ます。

「時短引き戻し率」とは?

時短引き戻し率は、時短の規定回数内に1回以上大当り・所定の当選を得る確率です。

例えばSANKYO「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ3」は、 大当り確率1/319.7・時短100回の引き戻し率を約26.9%と公式表示しています。

「時短引き戻し」そのものについては 「時短引き戻しとは?」 で詳しく解説しています。

「ST引き戻し率」とは?

本来のSTは、規定回数だけ高確率状態が続く「回数切り確変」です。 その区間で1回以上当たる確率は、「ST引き戻し率」「ST継続期待度」などと表現されることがあります。

2026年の現行機では「ST」という表記だけで計算に使う確率を決めないでください。
本来のSTなら高確率時の大当り確率を使いますが、現在はメーカー公式が 「ST=時短」と明記する機種もあります。 その場合は、公式スペックに記載された右打ち中確率・時短中確率・小当り等の条件を確認して計算します。

例えば2026年のSANKYO「eフィーバーBASTARD!! -暗黒の破壊神-」は、 「ST=時短」と明記され、時短10回の継続率約62%+残保留4個約32%でトータル約75%と案内されています。 STという名称でも、内部仕様と公式注記を確認する必要がある分かりやすい現行例です。

STそのものの本来の意味と現行機での表記の違いは、 「STとは?」 で詳しく解説しています。

「残保留引き戻し率」とは?

RUSH・ST・時短が終了したあとに残っている保留で当選する確率を、 残保留引き戻し率と呼ぶことがあります。

KYORAKU「e 仮面ライダーBLACK」では、RUSH終了時の残保留4個による引き戻しを 約7.7%とし、その分を含めてRUSH継続率約80%と案内しています。

残保留は時短回数とは別枠で表示されることがあります。
「時短100回+残保留4個」のような場合、 100回と4個を何も考えず104回として扱えるかは、抽選状態・機種仕様を確認する必要があります。

複数区間の「トータル引き戻し率」はどう計算する?

時短と残保留など、連続する複数区間の引き戻し率を単純に足してはいけません。

トータル成功率 = 1 −(区間Aで失敗する率 × 区間Bでも失敗する率)

例えばSANYO「PAスーパー海物語 IN 地中海2」は、 時短20回の突破期待値を約44.1%、 残保留4個を約11.0%、 トータルを約50.3%としています。

時短20回で成功 約44.1%失敗率は約55.9%。
残保留4個で成功 約11.0%時短で失敗した人だけが次区間へ進む。
1 −(0.559 × 0.890)トータル約50.3%。
44.1%+11.0%=55.1%ではありません。
2つ目の区間は1つ目で引き戻せなかった場合に進むため、 条件付きで合算する必要があります。

引き戻し率とRUSH突入率・継続率の関係

引き戻し率そのものと、RUSH突入率・継続率は別の数値です。 ただし機種によっては、引き戻し分を含めた「トータル突入率」「トータル継続率」が掲載されます。

直行突入率

初当りから直接RUSH・STへ入る割合。

引き戻し率

時短・残保留などで再度当たる確率。

トータル突入率

直行分と引き戻し経由を含めた最終的な突入期待。

SANKYO「Pフィーバーかぐや様は告らせたい」は、 特図1確変突入率約64%と時短100回引き戻し率約27%を踏まえ、 STトータル突入率を約74%としています。

64%+27%=91%ではありません。
時短引き戻しの27%は「直接STへ入らなかったケース」に対して働くため、 条件付きで合算されます。

引き戻し率を単純計算できない機種もある

現在のパチンコでは、 大当り・小当り・c時短・普図・V入賞など複数の抽選経路を持つ機種があります。

その場合、通常の 1 −(1 − p)n だけでは公式のRUSH突入率・継続率を再現できないことがあります。

複雑な機種ではメーカー公式注釈を優先。
「時短○回」「残保留○個」「c時短を含む」「特図2に限る」「V入賞が条件」などを確認してから数値を比較してください。

引き戻し率についてよくある誤解

1/319を100回=約31%?

違います。1回以上当たる確率は約27%です。

引き戻し率50%=2回やれば1回確定?

確定ではありません。多数回試行したときの確率です。

時短回数が多いほど必ず高い?

当選確率も関係するため、回数だけでは判断できません。

時短と残保留は足せばいい?

単純加算はできません。順番・条件を考慮します。

引き戻し率=RUSH継続率?

違います。継続率の一部として含まれる場合があります。

公式値と計算が違えば公式が間違い?

複数抽選・残保留・c時短など別条件が含まれている可能性があります。

一言で整理すると:
引き戻し率は、一定の抽選回数内で1回以上当たる確率。 正しく読むには「何の確率で」「何回抽選し」「どの区間まで含め」「引き戻した後どこへ移行するか」を確認します。
主な根拠・参考資料
この記事の作成・確認について

本記事は、2026年9月18日時点で確認できるSANYO・KYORAKU・SANKYOなど複数メーカーの公式スペック・ガイドブックを基に、 「時短引き戻し率」「ST引き戻し率」「残保留引き戻し率」「トータル突入率・継続率」を混同しないよう整理しています。 単純な独立抽選では基本計算式を使えますが、複数抽選・c時短・V入賞などを含む機種ではメーカー公式注釈を優先してください。

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