時短(じたん)は「時間短縮」の略。パチンコでは一般に、通常の大当り確率のまま、電サポが作動する状態を指します。玉の減少を抑えながら次の当りを狙う区間として親しまれてきました。
2026年時点では、時短が一種二種混合機のRUSH・ST表記にも使われるため、昔ながらの時短と現在のスペック表の時短を分けて読むことが大切です。
時短とは? 電サポとどうつながる?
SANKYO公式の用語解説では、時短は「通常の大当り確率のまま電サポ状態になること」と説明されています。従来型では、大当り後に時短が付与され、確率自体は通常状態のまま、次の大当りを目指すゲーム性が代表的です。
ここでいう電サポは、電チュー(普通電動役物)が開きやすくなるなどして、玉を入賞させやすくする仕組み・状態のこと。時短中には、普通図柄(普図)の変動や開放の制御などによって、電サポが働くことがあります。
変動時間が短くなる機種もありますが、時短を「画面の変動が速いことだけ」と覚えると不正確です。また、電サポの効果や出玉の減り方は、機種や調整・遊技状況によって異なります。
時短・確変・ST・RUSHは何が違う?
関連用語:通常大当り後に時短が付く確変ループタイプでは、確変割合と時短引き戻し込みのトータル継続率を分けて考えます。 詳しくは確変ループの仕組みと継続率の違いをご覧ください。
混同しやすいのは、「内部の大当り確率」「電サポなどのサポート」「演出上の呼称」が、それぞれ別の話であることです。確変は高確率状態、STは従来型では回数限定の確変、RUSHは連チャンを狙う区間の名称として使われます。
RUSHには通常段階に加え、継続率や大当り出玉などが強化される段階を持つ機種もあります。時短がどのように関わるかを理解したら、「上位RUSHとは? 通常RUSH・LTとの違い」もご覧ください。
※表は横へスクロールしてご覧いただけます。
| 用語 | 大当り確率・仕組み | チェックする点 |
|---|---|---|
| 従来型の時短 | 通常(低)確率のまま、電サポで当りを狙う | 時短回数、引き戻しの可能性 |
| 確変 | 大当り確率が通常時より高くなる状態 | 確変がいつ終わるか、電サポの有無 |
| 従来型ST | 決まった回転数だけ続く確変方式 | 高確率の回数と終了条件 |
| 現代機の「ST=時短」 | 時短回数を利用したRUSH区間の呼称 | メーカーの注記、特図2や小当りの当選条件 |
| RUSH | 連チャンを目指す区間の名称(内部方式はさまざま) | 確変・時短・二種抽選などの実際の方式 |
昔と今の時短をメーカー公式の機種で比較
抽象的な用語よりも、実際の機種で「何のために時短があるのか」を見ると理解しやすくなります。
別の例として「Pフィーバーかぐや様は告らせたい」では、SANKYOの公式機種情報に時短100回の引き戻し率約26.9%と明記されています。ここでも時短からの引き戻しがRUSH突入率を考えるうえで重要です。メーカー公式の機種紹介で確認できます。
「時短100回」「時短50回」と引き戻しの考え方
時短100回は、通常、その状態で規定された回数の変動機会があることを表します。「時短100回=大当りが必ず引ける」という意味ではなく、大当り確率と回数によって引き戻しの可能性が変わります。
- 低確率時短か確認:従来型では、時短中も通常時の大当り確率で抽選されます。
- 回数を確認:10回、50回、100回など、回数は機種ごとに異なります。
- 引き戻し率の対象を確認:「時短中のみ」か、残保留や時短再付与まで含むかは機種の注記によって変わります。
一種二種混合機では時短がRUSHの中心になることも
一種二種混合機では、時短によって特図2の抽選機会を得るなどして、連チャン区間を構成するタイプがあります。特図の大当りだけでなく、小当りからのV入賞が関係する機種もあり、「時短=通常時と同じ抽選を100回受けるだけ」とは限りません。
c時短とは?
c時短は、低確率中の特定の図柄表示などを契機として時短を作動させる仕組みの呼び方です。機種によっては、継続区間でのc時短当選が時短回数の再付与・継続などに関係します。大当りそのものとc時短当選は同じではありません。
前述のeフィーバーキン肉マン、eフィーバーうたわれるもののスペックでは、継続率や右打ち中の当選に「c時短当選を含む」などの注記があります。「ST=時短」の表記とともに確認すると理解しやすくなります。
遊タイム(b時短)は何が違う?
遊タイムは、低確率時に機種ごとの規定回転数を消化することを契機に時短へ入る機能です。いわゆるb時短の仕組みとして知られています。昔ながらの「大当り後に付与される時短」とは、時短が始まる条件が異なります。
遊タイムは突入した瞬間に大当りが確定する仕組みではありません。発動回数・時短回数・終了条件は機種によります。家庭用での電源OFFなどの注意点は遊タイム・RTCと電源OFFの解説でも案内しています。
時短中の右打ち・残保留・終了条件
時短では右打ちを行う機種が多いものの、打ち方は機種の液晶・取扱説明の指示が優先です。特にV入賞が必要な機種は、指定されたタイミングで玉を打ち出さないと正常な遊技結果にならない場合があります。
時短の規定回数が終了しても、残保留がある場合は、その保留分の変動が続く機種があります。「時短15回+残保留4個」などは、時短回数と残保留を区別して示した表記です。
家庭用パチンコで時短・RUSHを楽しむ際の注意点
自宅で実機を選ぶ場合は、時短の回数だけでなくRUSH突入までの流れ、右打ちの必要性、V入賞の有無を確認しましょう。とくに玉を使わないオート遊技・循環仕様などは、一種二種混合機のV入賞動作に対応するかどうか、機種や装置の仕様によって異なります。
家庭用に加工したからといって大当り確率や時短の内部条件を自由に変えられるわけではありません。初当りの演出を楽しみたいのか、RUSHの楽曲・演出を長く見たいのかを優先して、実機の状態と装備を確認することが大切です。
時短からつながる関連用語
基本的な仕組みは本文内のリンクから読み進められます。特に違いが重要な用語を整理しました。
- SANKYOオンライン博物館「時短とは何ですか?」 — 従来型時短の基本定義。
- SANKYO「電サポとは何ですか?」 — 時短と電チューの関係。
- SANKYO「フィーバー戦国」 — 確変終了後の時短100回の例。
- SANKYO「Pフィーバーかぐや様は告らせたい」 — 時短100回引き戻し率約26.9%。
- SANKYO「eフィーバーキン肉マン」公式スペック — ST=時短・c時短の注記。
- SANKYO「eフィーバーうたわれるもの」公式スペック — 時短15回+残保留4個の例。
- スリーピース「パチンコのスペックの見方」 — 機種選びの補足。
時短と一緒に覚えたいパチンコ用語
確変・ST・電サポ・c時短・一種二種混合機など、機種のスペックを読むための用語をまとめています。
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