パチンコスペックの基本用語

継続率とは?RUSH・ST・TOTAL継続率の意味と計算の見方を解説

継続率とは、RUSHやSTなどの状態が次の大当り・継続へつながる割合や期待度を示す数値です。 ただし「継続率80%」の中身は全機種共通ではありません。 ST内の当選率、時短、残保留、c時短、振り分け、転落条件などを組み合わせて算出される場合があります。 このページでは、ST継続率・RUSH継続率・TOTAL継続率の違いまで正確に整理します。

継続率とは、パチンコで RUSH・STなどの状態が次の大当りや継続へつながる割合・期待度 を示す数値です。

ただし、その算出方法は機種によって異なります。 「約80%」という数字だけでは、どの仕組みで80%になっているのかまでは分かりません。

最重要:
「継続率80%=毎回80%の継続抽選を1回だけ行い、20%を引けば終了」 とは限りません。
ST中に規定回数の抽選を受けた結果として約80%になる機種、 時短+残保留を合算して約80%になる機種、 複数状態やc時短などを含めてTOTAL継続率を出す機種があります。

継続率とは?

パチンコのスペック表では、 「ST継続率 約81%」 「RUSH継続率 約78%」 「TOTAL継続率 約90%」 などの表記があります。

どれも「続きやすさ」を示す数字ですが、 何を継続とみなしているか、どの抽選を含めているかは機種ごとに異なります。

初心者向けには、 「継続率=その連チャン区間から次の大当り・継続へつながる可能性を表す数字」 と覚え、その後に注釈を見るのが最も安全です。

継続率は「1回の継続抽選」とは限らない

元ページでは、 「継続率80%なら80%側を引けば継続、20%側を引けば終了」 という説明を中心にしていました。

これは、1回の振り分けで継続・終了が決まるタイプには当てはまる場合があります。 しかし、すべてのパチンコ機に共通する説明ではありません。

たとえばSTタイプでは、 規定回数の中で大当りを1回以上引ける確率が継続率になります。

また一種二種混合機などでは、 時短回数と残保留の当選期待度を合わせてRUSH継続率を表す機種があります。

ST内当選型

規定回数の高確率・時短区間で1回以上当選できる確率を継続率として示します。

時短+残保留型

時短中の当選率と、時短終了後の残保留での当選率を合わせて示します。

振り分け型

大当り後の振り分けによってRUSH継続・終了が決まる要素を持つ機種があります。

転落型

大当り抽選と転落条件などの競合によって継続性能が構成されます。

c時短を含む型

大当り以外に時短状態を再付与・継続させる抽選を含めて継続率を示す例があります。

TOTAL表記

複数の継続ルート・上位状態などを含めた総合値として表示される場合があります。

ST継続率とは?

従来型のSTでは、 STとして設定された規定回数内に大当りを1回以上引ける確率 がST継続率の基本です。

SANKYO「Pフィーバーかぐや様は告らせたい」では、 ST160回、ST中大当り確率約1/98.3、 ST継続率約81%と公式に記載されています。

このようなタイプでは、 「1回ごとに81%で継続抽選をする」のではなく、 160回のST抽選全体で1回以上当たる確率が約81% という意味です。

ST継続率を見るときは、 「ST中確率」と「ST回数」の両方を見る必要があります。

ST継続率の計算の基本

各回転の大当り確率が一定で独立している単純なSTなら、 規定回数内に1回以上当たる確率は次の考え方で求められます。

基本式 継続期待度 = 1 −(1 − 1回転あたりの当選確率)回転数

先に「規定回数すべてハズレる確率」を求め、 1から引くことで「1回以上当たる確率」を求めます。

この式をすべてのRUSH継続率へそのまま使えるわけではありません。
残保留、時短、振り分け、転落、c時短、複数状態を含む場合は、機種固有の仕様を確認する必要があります。

RUSH継続率とは?

RUSH継続率は、 その機種で「RUSH」と呼ばれる区間が次の大当り・継続へつながる割合として示される数値です。

ただし、 RUSHは内部状態の正式な一種類を意味する言葉ではありません。

ST、時短、一種二種混合、転落タイプなど、 さまざまな仕組みの連チャン区間に「RUSH」という名称が使われます。

そのため、 RUSH継続率80%とST継続率80%が同じ仕組みとは限りません。

時短+残保留でRUSH継続率を作る例

SANKYO「Pフィーバーからくりサーカス Light ver.」では、 からくりRUSHが 時短30回+残保留4個で構成されています。

公式スペックでは、 時短30回の継続率約59.9%、 残保留4個の継続率約11.5%を組み合わせ、 トータルのからくりRUSH継続率を約65%としています。

この約65%は、 「65%継続・35%終了という1回の抽選」をしているという意味ではありません。

「TOTAL継続率」「トータル継続率」とは?

メーカー公式スペックでは、 単純なST継続率とは別に TOTAL継続率・トータル継続率 が表記されることがあります。

これは、 複数の継続ルートや状態を含めた総合的な継続性能として示される値です。

たとえばSANKYO「Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED」では、 RUSH継続率約78%とは別に TOTAL継続率約81% が記載されています。

公式注記では、 ST120回・ST10,000回などを含むRUSH継続率と、 3000FEVERまで含めたTOTAL継続率を分けています。

「継続率」という見出しの数字だけを比較しないこと。
RUSH継続率なのか、ST継続率なのか、TOTAL継続率なのか、 何を含めた数値かを注釈まで確認する必要があります。

残保留を含む継続率

一種二種混合機などでは、 規定の時短回数が終わった後に残っている特図2保留を、 継続期待度へ含めて表記することがあります。

SANKYO「eフィーバーBASTARD!! -暗黒の破壊神-」では、 ST10回+残保留4個でRUSHを構成し、 公式スペック上は 時短10回継続率約62%+残保留4個継続率約32%でトータル約75% と示されています。

ここでも、 「10回+4回=14回だから単純に14回の同一抽選」とは限りません。 公表されている特図2確率や状態条件を確認する必要があります。

c時短を含む継続率

現代機のスペックでは、 継続率の注記に 「c時短当選を含む」 と記載される例があります。

この場合、 大当りだけでなく、 時短状態の再付与・継続に関わる抽選も含めて 継続性能が計算されています。

大当り確率だけを見ても、c時短を含むRUSH継続率を再現できない場合があります。
公式スペックの注記まで読むことが重要です。

転落タイプの継続率

転落タイプでは、 「規定回数以内に当てれば継続」というSTとは違い、 大当り抽選と転落条件などの関係によってRUSHが続きます。

そのため、 転落タイプの継続率を STと同じ「1-全回転ハズレ確率」だけで説明することはできません。

機種によっては、 転落後の時短や引き戻しを含めたTOTAL継続率を別に示す場合もあります。

継続率80%でもすぐ終わるのはなぜ?

継続率約80%は、 「今回必ず続く確率が保証されている」 という意味ではありません。

たとえば単純化して各連チャン区間が独立に80%で継続するモデルなら、 その都度20%程度で終了する可能性があります。

ただし、実機では前述のとおり、 「80%」がST内当選率や時短+残保留などから算出されている場合があります。

80%は「長く続くことを保証する数字」ではなく、同じ条件を多数回繰り返したときの継続性能を表す目安 と理解する方が正確です。

「80%なら平均5連」はいつ成り立つ?

毎回まったく同じ80%継続・20%終了の独立した単純モデルなら、 初回大当りを含む平均連チャン回数は理論上5回になります。

しかし、 実際の機種では初回と2回目以降で状態が違う、 上位RUSHへの移行がある、 継続率が複数存在する、 出玉獲得だけでRUSH継続とは数えないケースがあるなど、 単純モデルと一致しないことがあります。

「継続率80%の台は必ず平均5連」と機種横断で断定しないこと。

継続率が高いほど出玉性能も高い?

必ずしもそうではありません。

継続率は「続きやすさ」を表す指標であり、 1回の大当り出玉や振り分けとは別の要素です。

見る数字 主に分かること
継続率 RUSH・STなどが次へつながる続きやすさ。
大当り出玉 1回の大当りで得られる出玉の規模。
振り分け 各ラウンド・出玉・状態へ移行する割合。
RUSH突入率 通常時の大当りなどからRUSHへ入る割合。
機種スペックを見るときは、 継続率だけでなく「突入率・1回の出玉・振り分け・継続率の算出条件」までセット で確認すると誤解しにくくなります。

メーカー公式スペックで見る「継続率」の違い

※表は横にスクロールしてご覧いただけます。

公式実例 継続率表記 中身
Pフィーバーかぐや様は告らせたい ST継続率 約81% ST中大当り確率約1/98.3、ST160回。
Pフィーバーからくりサーカス Light ver. からくりRUSH継続率 約65% 時短30回+残保留4個のトータル。
Pフィーバーパワフル RUSH継続率 約64.2%/トータル約68.4% ST8回と複数の時短回数、上位状態などを含む構成。
Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED RUSH継続率 約78%/TOTAL約81% ST120回・ST10,000回、3000FEVERなどの含有範囲で値が異なる。
eフィーバーBASTARD!! -暗黒の破壊神- 継続率 約75% 時短10回+残保留4個のトータル。

継続率について間違えやすいポイント

継続率80%=毎回80%抽選?

そうとは限りません。ST内当選率や時短+残保留などから約80%になる機種があります。

80%なら5連する?

必ずではありません。単純な独立80%継続モデルの平均値と、個々の遊技結果は別です。

ST継続率=RUSH継続率?

同じになる機種もありますが、RUSH側に時短・残保留・別状態が含まれる場合は異なります。

TOTAL継続率=通常RUSH継続率?

同義とは限りません。何を追加してTOTALとしているかは公式注記を確認します。

継続率が高い=出玉が多い?

別の指標です。1回の出玉や振り分け、突入率も確認する必要があります。

数字だけ比較すればよい?

いいえ。同じ80%でも算出条件が異なるため、時短回数・残保留・c時短など注釈まで確認します。

関連して覚えておきたい用語

まとめ

継続率とは、 RUSHやSTなどの状態が 次の大当り・継続へつながる割合や期待度 を示す数値です。

ただし、 その中身は全機種共通ではありません。

ST規定回数内の当選率、 時短+残保留、 大当り後の振り分け、 転落条件、 c時短、 上位状態などを含めて算出される場合があります。

そのため、 「継続率80%=毎回80%の継続抽選」 と機械的に解釈するのは正確ではありません。

「継続率=その状態が次へつながる性能を表す数字。必ず算出条件・注釈まで見る」 と理解するのが、現在のパチンコでは最も重要です。

この記事の作成・確認について

本記事は、パチンコの「継続率」という数値を正しく理解できることを目的に、 SANKYO・SANYOのメーカー公式スペックを確認して作成しています。 継続率の算出条件は機種ごとに異なるため、 個別機種では「RUSH継続率」「ST継続率」「TOTAL継続率」などの見出しだけでなく、 必ずメーカー公式スペックの注釈までご確認ください。

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