転落抽選は、有利状態を終わらせるための抽選です。 古典的な確変転落型では「大当りを引く前に通常状態へ転落するか」がポイント。 転落確率1/356は356回転続く保証ではなく、1回ごとの転落抽選確率を表します。 STのように「規定回転数で終了」する方式とは終了条件が異なります。
転落抽選とは、一般に確変などの有利な遊技状態を終了させるための抽選を指します。
古典的な確変転落型では、 高確率状態中に大当り抽選と並行して低確率状態への移行抽選を行い、 転落に当選すると大当りを経由せず通常状態へ戻ります。
転落抽選に当選すること=大当りすること、ではありません。
古典的な確変転落型では「大当りを引く前に転落するか」がゲーム性の中心です。
転落抽選とは?
SANKYO公式は転落抽選を、 大当りを経由せずに確変状態から通常状態へ戻る抽選 と説明しています。
これが、転落抽選のもっとも基本的な意味です。
通常の確変ループ機では、 通常大当りなどを契機として確変が終了する設計があります。 一方、転落抽選を採用した確変機では、 大当りを引いていなくても内部的な転落抽選に当選すると高確率状態が終わります。
確変転落型の基本的な流れ
- 大当りなどを契機に確変・高確率状態へ入る
- 確変中は通常時より高い大当り確率で抽選する
- 同時に、低確率状態へ戻る転落抽選も行う
- 転落前に大当りすれば連チャンにつながる
- 先に転落へ当選すると内部状態が通常・低確率へ戻る
ここがSTや確変ループ機との大きな違いです。
転落式・転落タイプとは?
「転落式」「転落タイプ」「転落抽選タイプ」は、 転落抽選によって確変・RUSH等を終了させる機種を説明するために使われる一般的な呼び方です。
ただし、 これらを法令上の固定された正式機種区分として扱うのは適切ではありません。
実際の機種では、 確変転落型、V確転落型、RUSH終了を転落抽選で決めるタイプ、 普電の短開放当選を終了契機として「転落確率」と表記するタイプなど、 さまざまな設計があります。
転落抽選と確変の関係
確変そのものの基本は、「確変とは?」で詳しく解説しています。
確変とは「確率変動」の略で、 大当り確率が通常時より高くなっている状態を指します。
転落抽選型では、 この高確率状態が「次回大当りまで必ず続く」とは限りません。
大当りを引く前に転落抽選へ当選すれば、 内部的に低確率状態へ戻ります。
| 比較 | 確変ループ型の代表例 | 確変転落型 |
|---|---|---|
| 高確率状態 | 通常大当り等の終了契機まで継続 | 転落抽選に当選するまで継続 |
| 終了契機 | 通常大当り等 | 転落抽選への当選 |
| 大当りなしで通常へ戻る? | ゲーム性による | 転落抽選によって戻る |
転落式とSTは何が違う?
本来のSTは、確変状態で抽選できる回数に上限がある回数切り確変です。 ただし2026年の現行機には「ST=時短」と公式注記されるRUSHもあるため、個別機種のスペック表を確認してください。
一方の古典的な転落式では、 「○回転消化したら必ず確変終了」という固定回転数ではなく、 転落抽選へ当選するまで高確率状態が続く という考え方になります。
| 比較 | 転落式 | ST |
|---|---|---|
| 終了の基本 | 転落抽選へ当選すると終了 | 規定回転数を消化すると終了 |
| 何回転続く? | 転落タイミングによるため一定ではない | ST回数があらかじめ決められている |
| 途中終了 | 転落を引けば起こる | 通常は規定ST回数まで高確率状態が続く |
| 連チャンの鍵 | 転落より先に大当りすること | 規定回数内に大当りすること |
「終了するまでの条件」が根本的に違います。
STの本来の意味と現行機表記は、「STとは?」で整理しています。
転落確率1/○○とは?「軽い・重い」の意味
転落確率は、1回の対象抽選で転落契機へ当選する確率を示す表記です。 「1/356」なら、単純な割合に直すと1回あたり約0.28%です。
| 表記例 | 1回あたりの単純割合 | 意味 |
|---|---|---|
| 1/5.3 | 約18.9% | 対象抽選1回ごとに約1/5.3で転落契機。 |
| 1/108 | 約0.93% | 対象抽選1回ごとに約1/108で転落契機。 |
| 1/356 | 約0.28% | 対象抽選1回ごとに約1/356で転落契機。 |
毎回の対象抽選で転落する可能性があるため、早く転落することも長く続くこともあります。
また、プレイヤー間で「転落が軽い」「転落が重い」と表現する場合、 一般には分母が小さいほど転落を引きやすく、分母が大きいほど引きにくいという意味で使われます。 ただし、異なる機種では抽選対象・保証回数・大当り確率等が違うため、転落確率だけで性能比較はできません。
大当り確率と転落確率はどう見る?
古典的な確変転落型では、 高確率状態中に大当り抽選と転落抽選が関係します。
そのため、
が連チャンのポイントになります。
ただし、 単純に「1/191と1/356だから、大当り確率÷転落確率で継続率が出る」とは限りません。抽選順序・対象、保証回数、時短・残保留など機種固有の条件があります。
実際の継続率には、 大当り振り分け、転落後の時短、保証回数、電サポの終了条件、 残保留などが関係する場合があります。
メーカーが公表するRUSH継続率・確変継続率と、その算出注記を合わせて確認します。継続率全体の読み方は「継続率とは?」も参照してください。
「電サポ100回+α」「120回+α」とは?
転落式機では、 一定回転数の電サポを保証したうえで、 その時点でまだ確変・RUSH継続条件を満たしていれば 電サポがさらに続く「○回+α」という設計があります。
藤商事「CR FAIRY TAIL」は確変時100回+α、 「P 地獄少女 きくりのお祭りLIVE」は120回+αと公表されています。
この「+α」は、 単純にST回数が延長されるという意味ではなく、 保証回数消化後も転落していないなど、機種固有の継続条件を満たす間続く というゲーム性で使われます。
現行RUSHの「転落」は昔の確変転落型と同じ?
必ずしも同じではありません。 古典的な転落抽選は「高確率状態→低確率状態への移行」が中心ですが、 現行RUSHでは転落小当り、普電ショート開放などをRUSH終了契機として使い、 その確率を「転落確率」と案内する機種があります。
| タイプ | 転落の意味 | 見るべき項目 |
|---|---|---|
| 古典的な確変転落型 | 高確率状態から低確率状態へ移行する抽選。 | 高確率、大当り確率、転落確率、電サポ。 |
| 現行RUSHの転落型 | 転落小当り・普電短開放等をRUSH終了契機として使う設計。 | RUSH中確率、転落小当り、時短回数、特図2、残保留等。 |
2026年のスペックは、時短・一種二種・普図・小当りなどを組み合わせた転落RUSHもあります。
公式機種例で見る転落タイプ
| 公式機種例 | 大当り・図柄揃い側 | 転落側 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| CR FAIRY TAIL | 高確率1/191 | 転落確率1/356 | 確変時100回+α。昔ながらの確変転落型を理解しやすい例。 |
| eフィーバーブルーロック | RUSH中図柄揃い約1/33.2 | 約1/108 | 普電ショート開放当選でRUSH終了。現行RUSH型の例。 |
| eフィーバー炎炎ノ消防隊2 シンラver. | 炎上バトルモード中図柄揃い約1/2.0 | 転落小当り約1/7.9 | 時短250回、転落小当り当選で終了。継続率約80%。 |
| eフィーバー炎炎ノ消防隊2 紅丸ver. | 炎上バトルモード中図柄揃い約1/2.0 | 転落小当り約1/5.3 | 時短250回、転落小当り当選で終了。継続率約73%。 |
確変の高確率状態を終わらせる転落と、時短・RUSHを転落小当りで終わらせる設計を分けて読むことが重要です。
転落したかどうかは見た目で分かる?
機種によります。
古典的な転落抽選型では、 内部的に確変から通常へ転落していても、 液晶演出や電サポがすぐに明確な通常状態へ切り替わらず、 プレイヤーから転落タイミングを直接判断しにくい機種があります。
一方、現行のRUSH転落型では、 転落契機に当選するとバトル敗北や専用演出を経て RUSH終了が明確に告知される機種もあります。
転落したらどうなる?転落後も大当りする?
あります。
古典的な確変転落型では、 転落後は大当り確率が低確率へ戻るだけで、 大当り抽選そのものがなくなるわけではありません。
また機種によっては、 転落後も一定回数の電サポ・時短が残り、 その区間で通常確率の大当りを引き戻す可能性があります。
転落後の時短・電サポ・残保留などは機種ごとに確認します。
関連する仕組みは、時短とは?、電サポとは?、保留とは?で詳しく解説しています。
転落式の継続率はどう読む?
STのように「○回転以内に1/○○を引く」という単純な回数切りだけではないため、 転落式は継続率の構造が分かりにくいことがあります。
特に、
転落前に次の大当りを引けるかに関係します。
有利状態・RUSHを終了させる抽選に関係します。
100回+αなど、一定区間の電サポが保証される機種があります。
転落後の引き戻しまで継続率に含める機種もあります。
したがって、 「転落確率が軽い/重い」だけで機種の強さを比較しない ことが重要です。
2026年最新|「転落タイプ」は現在も使われている
転落タイプは過去のCR機だけの仕組みではありません。 SANKYOは現在の初心者向け公式解説でも、「確率変動が転落小当りに当選するまで続くタイプ」として転落タイプを説明しています。
その公式例として挙げられている「eフィーバー炎炎ノ消防隊2 紅丸ver.」では、 炎上バトルモード中の図柄揃い確率約1/2.0に対し、 転落小当り確率約1/5.3。 転落小当りへ当選するまで炎上バトルモードが続く設計です。
同シリーズの「シンラver.」は転落小当り約1/7.9で継続率約80%、 「紅丸ver.」は約1/5.3で継続率約73%と、転落確率が異なることでゲーム性も変わります。
転落抽選で間違えやすいポイント
違います。古典的な転落型では確変から通常へ戻すための別の抽選です。
違います。STは規定回転数、転落式は転落契機が終了条件の中心です。
違います。1回ごとの転落抽選確率であり、保証回転数ではありません。
機種によります。転落後も時短・電サポが残る設計があります。
不十分です。大当り確率・保証回数・時短・残保留なども確認します。
違います。普図等を使ったRUSH終了契機を転落と表記する機種もあります。
違います。低確率へ戻った後も通常の大当り抽選は続きます。
機種によります。内部転落を直接見抜きにくい演出設計もあります。
関連して覚えておきたい用語
転落抽選についてよくある質問
転落抽選とは何ですか?
確変などの有利状態やRUSHを終了させる契機を抽選する仕組みを指す用語です。古典的な確変転落型では高確率状態から低確率状態へ戻る抽選を意味します。
転落確率1/356なら356回転まで続きますか?
いいえ。1/356は1回の対象抽選ごとの転落確率です。356回転の継続を保証する数字ではありません。
転落式とSTは同じですか?
違います。本来のSTは規定回数で終了する回数切り確変、転落式は転落抽選への当選を終了条件の中心とするタイプです。
転落したらすぐ通常画面になりますか?
機種によります。内部的に転落しても見た目で判断しにくい旧来型もあれば、転落契機でRUSH終了が明確に告知される現行機もあります。
転落した後も大当りしますか?
あります。古典的な確変転落型では低確率へ戻っても大当り抽選は続きます。また転落後に時短・残保留が残る機種もあります。
転落確率が分かれば継続率を計算できますか?
転落確率だけでは不十分です。大当り・図柄揃い確率、保証回数、時短、残保留、抽選条件など機種固有の仕様も確認する必要があります。
まとめ|転落抽選とは「有利状態を終わらせる抽選」
転落抽選とは、 パチンコで確変などの有利状態を終了させる契機を抽選する仕組みを指して使われる言葉です。
古典的な確変転落型では、 高確率状態中に大当り抽選と転落抽選が行われ、 転落が先なら大当りを経由せず低確率状態へ戻ります。
STとの違いは、 STが「規定回転数」で終了するのに対し、 転落式は「転落抽選への当選」が終了条件の中心になることです。
一方、現在のRUSH機では、 普電ショート開放などのRUSH終了契機を 「転落確率」として公表する例もあります。
転落抽選=有利状態を終わらせる抽選。
確変転落型=大当りより先に通常へ落ちるかを抽選。
ST=規定回転数で終了する方式。
現行RUSHの転落=必ずしも昔ながらの確変転落と同じ内部構造ではない。
- SANKYO「転落抽選とは何ですか?」 ― 大当りを経由せず確変状態から通常状態へ戻る抽選という基本定義を確認。
- SANKYO「パチンコの『転落タイプ』とは何ですか?」 ― 現行の転落タイプを「確率変動が転落小当りに当選するまで続く」と説明し、炎炎ノ消防隊2 紅丸ver.を例示。
- SANKYO「eフィーバー炎炎ノ消防隊2」スペック ― シンラver.の転落小当り約1/7.9・継続率約80%、紅丸ver.の約1/5.3・継続率約73%を確認。
- SANKYO「eフィーバーブルーロック」スペック ― RUSH中図柄揃い約1/33.2、普電ショート開放による転落確率約1/108、継続率約77%の現行RUSH例。
- 藤商事「CR FAIRY TAIL」公式機種情報 ― 高確率1/191、転落確率1/356、確変時100回+αという確変転落型の代表例。
- 国立国会図書館デジタルコレクション「パチンコ遊技機 技術分類」 ― STの回数切り確変と、高確率状態から低確率状態へ移行する転落抽選の技術的区別を確認。
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確変・ST・RUSH・継続率・時短・電サポ・突入率・保留など、転落抽選と一緒に理解したい用語をまとめています。
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