疑似連とは、1回転の中で「停止したように見える→再び変動する」を繰り返し、複数回転が続いているように見せる予告演出です。 見た目は何回も回転しているようでも、基本的には新しい保留を次々に消化しているわけではなく、1回の変動の中で演出が続いています。
疑似連で図柄が3回動いて見えても、3回分の大当り抽選を新たに受けているわけではありません。 「1回の変動の中で、複数回の変動が続いているように見せる」のが疑似連の本質です。
パチンコの「疑似連」とは?
疑似連とは、一般に「擬似連続予告」の略称として使われるパチンコの演出用語です。 1回の図柄変動中に、図柄がいったん停止したように見える「仮停止」や、そこから再び動き出す「再変動」を組み込み、複数回の変動が連続しているように見せます。
疑似連=1回の変動の中で、図柄の仮停止・再変動などを繰り返し、複数回転しているように見せる連続予告演出。
ダイナムのパチンコ用語集でも「擬似連続予告の略称」とされ、同じ回転の中で複数回にわたって演出が続いているように見せる演出と説明されています。 パチマガスロマガの用語辞典でも、デジタル1回転内の演出を、複数回転にわたって連続しているように見せる手法として整理されています。
「疑似連」と「擬似連」はどちらが正しい?
パチンコでは「疑似連」「擬似連」の両方の表記が広く使われています。 専門媒体やホールの用語集では「擬似連」と表記する例が多く、「擬似連続予告」の略として説明されています。
一方、ユーザーの検索や会話では「疑似連」という表記も一般的です。 このページでは検索者が見つけやすいようタイトルでは両方を併記し、用語の説明では主に「疑似連」と表記します。
疑似連はどういう仕組み?
通常、始動口への入賞をきっかけに1回の図柄変動が始まります。 疑似連では、その1変動の演出時間の中に仮停止→再変動→仮停止→再変動といった見せ方を組み込みます。
そのため液晶上では「次の回転が始まった」ように見える場合がありますが、実際には前の変動が終了して新しい保留を消化したのではなく、同じ1変動内の演出が継続しているというのが基本です。
図柄がいったん止まったように見える状態。変動終了を意味する本停止とは異なります。
仮停止した図柄などが再び動き出し、疑似連が次段階へ進む代表的な見せ方です。
「NEXT」などの文字・特殊図柄・役物・キャラクター演出など、機種ごとに異なります。
なお、疑似連の見せ方は「図柄が仮停止して再始動する」形だけではありません。 ストーリーや会話が段階的に続くものなど、1変動内で連続性を表現する多様な疑似連演出があります。
「疑似2」「疑似3」とは?数え方は?
実戦では「疑似2」「疑似3」などの言い方がよく使われます。 一般的には、最初の変動から疑似連が継続し、2段階目の変動演出に入った状態を「疑似2」、さらに継続して3段階目へ進んだ状態を「疑似3」と呼びます。
疑似連は続くほど大当りに期待できる?
多くの機種では、疑似連が継続して段階が進むほど、より期待度の高いリーチや演出へ発展しやすくなるよう設計されています。
たとえば「e義風堂々!!~兼続と慶次~3」の専門媒体掲載情報では、疑似3到達が大チャンス、疑似4は大当り濃厚とされています。 このように、疑似連の段階が期待度を示す機種は実際に存在します。
何回まで継続するか、各段階の信頼度、疑似連なしで当たる割合などは機種ごとに異なります。
また、同じ疑似3でも、継続時の図柄・文字色・役物・キャラクター・発展先などによって信頼度が変化する場合があります。 疑似連の「回数」だけで最終的な期待度が決まるわけではありません。
疑似連と「連続予告」は何が違う?
疑似連を正確に理解するうえで重要なのが、「1変動内の疑似連続予告」と「複数の変動にまたがる連続予告」を区別することです。
国立国会図書館で公開されている特許庁の「平成18年度標準技術集」では、連続予告を 「次変動をまたぐ保留内での連続予告」と「1変動内での疑似連続予告」 の2種類に大別しています。
| 比較 | 疑似連(疑似連続予告) | 複数変動にまたがる連続予告 |
|---|---|---|
| 変動数 | 基本的に1変動内 | 複数の変動にまたがる |
| 見た目 | 複数回転しているように見せる | 実際に次の変動へ移りながら演出が続く |
| 保留消化 | 疑似連の再変動ごとに新しい保留を消化するわけではない | 次の変動へ進むため保留をまたぐ場合がある |
- 範囲
- 基本的に1変動内
- 特徴
- 複数回転のように見せる
- 保留
- 再変動ごとに新しい保留を消化しない
- 範囲
- 複数変動
- 特徴
- 次変動へまたがって演出が続く
疑似連と「先読み」は何が違う?
疑似連と先読みは、どちらも期待感を高める予告演出ですが、時間的な構造が違います。
疑似連は基本的に現在進行中の1変動の中で演出を段階的に継続させます。 一方、先読みは保留内にあるこれから始まる変動について、保留変化などで事前に期待度を示唆する演出です。
疑似連:今の1変動を、何回も続いているように見せる。
先読み:これから来る変動を、前もって示唆する。
先読みの詳しい仕組みは 「先読みとは?」 で解説しています。
疑似連中に保留が減らないのはなぜ?
疑似連を見分けるうえで分かりやすいポイントの1つが保留です。
疑似連の再変動は新しい1回転が始まったわけではないため、再変動するたびに次の保留を1個ずつ消化するわけではありません。 見た目では図柄が何度も動いても、内部的には同じ1変動が続いているためです。
ただし、液晶上の保留表示方法や演出中の表示処理は機種によって異なるため、保留表示だけを唯一の判定基準にする必要はありません。
なぜ疑似連という演出が生まれた?
疑似連の歴史を説明するときは、現在の演出だけを見て「昔から同じ形だった」と考えないことが重要です。
特許庁の「平成18年度標準技術集」には、連続予告として「次変動をまたぐ保留内での連続予告」と「1変動内での疑似連続予告」が整理されており、当時すでに1変動内の疑似連続予告が多用されていたことが記録されています。
また、パチマガスロマガの用語辞典では、保留をまたぐ連続演出が禁止されていた時期があり、その中で疑似連が一般的な演出手法になったという経緯が説明されています。
疑似連についてよくある誤解
違います。疑似連は基本的に1回の変動内で行われる演出です。
機種によります。疑似3が重要なチャンス段階の機種は多いものの、信頼度は共通ではありません。
機種固有の法則です。大当り濃厚となる機種はありますが、全機種共通ルールではありません。
同じではありません。疑似連は基本的に現在の1変動内、先読みは将来の変動を事前に示唆します。
疑似連なら、新しい保留を消化して次変動へ移ったわけではありません。
違います。特殊図柄、チャンス目、ストーリー、役物など継続の見せ方は機種ごとに異なります。
疑似連は「1回の変動を、複数回の変動が連続しているように見せる演出」です。 疑似2・疑似3と段階が進むほど期待感が高まる設計が一般的ですが、具体的な信頼度や法則は機種ごとに確認します。
関連して覚えておきたい用語
- ダイナム「ビギナーズガイド パチンコ用語集」 ― 擬似連を「擬似連続予告」の略称とし、同回転内で複数回にわたり演出が続いているように見せる演出という基本定義を確認。
- パチマガスロマガ「用語辞典:擬似連」 ― 1回転内で複数回転にわたり演出が連続しているように見せる手法という業界での用法と、普及した背景を確認。
- 特許庁「平成18年度標準技術集 遊技機及びその関連技術」 ― 連続予告を「次変動をまたぐ保留内での連続予告」と「1変動内での疑似連続予告」に大別する技術上の整理を確認。
- 裁判所公開判決文 ― 擬似連について、1回の変動中に図柄の停止・仮停止と再変動を行い、複数回の変動が連続して実行されたように見せる周知慣用の演出との技術的記述を確認。
- 777パチガブ「e義風堂々!!~兼続と慶次~3」 ― 実在機種における疑似連続予告と、疑似3・疑似4で期待度や法則が変わる具体例を確認。
パチンコ用語をもっと知りたい方へ
先読み・保留・図柄・リーチ・信頼度など、疑似連と一緒に覚えると演出が分かりやすくなる用語もまとめています。
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