パチンコ計数管理・出玉性能

TY・T1Y・MYとは?パチンコの平均獲得玉・大当り1回の出玉・最大差玉の違いを解説

TY・T1Y・MYは、パチンコの出玉性能や実際の営業データを把握するときに使われる業界・計数管理用語です。 簡単に分けると、T1Yは「大当り1回」、TYは「初当り後の一連の特賞」、MYは「出玉の山の大きさ」を見るための数値です。 似た数字に見えますが、測っている範囲がまったく違います。

30秒で分かる「TY・T1Y・MY」

T1Y=大当り1回あたりの平均差玉。
TY=初当りから確変・時短などを含む特賞1セット終了までの平均差玉。
MY=1日の遊技データなどで、最も低い地点からその後の最も高い地点までに増えた最大の差玉・持ち玉の幅を表す際に使われる数値です。

初心者向けに言えば:
T1Yは「1回の大当りでどれくらい増えるか」、TYは「初当りを引いて、その後の連チャン等まで含めると平均でどれくらい増えるか」、MYは「1日の中でどれくらい大きな出玉の山を作ったか」を見るための数字です。

厳密には:
TY・T1Y・MYは法令上の大当り種別などを示す用語ではなく、主にホールの計数管理、機種性能の分析、メーカー・業界関係者の資料などで使われる用語です。特にMYは資料やシステムによって「最大差玉」「最大持ち玉」など表現差があるため、使用されている資料の定義を確認することが重要です。

TY・T1Y・MYの違いを先に整理

用語何を見る数値?主な範囲簡単なイメージ
T1Y大当り1回の平均差玉大当り1回「1回当たると平均何玉増える?」
TY特賞1セットの平均差玉初当り後~確変・時短等の終了まで「当ってから一連の結果で平均何玉増える?」
MY出玉の山の最大幅1日などの集計期間「一番大きく伸びた区間は何玉?」
T1Y
見るもの
大当り1回の平均差玉
イメージ
1回で何玉増えるか
TY
見るもの
特賞1セットの平均差玉
イメージ
当ってから一連で何玉増えるか
MY
見るもの
最大差玉・最大持ち玉の幅
イメージ
最大の出玉の山
最大の違いは「測っている範囲」です。
T1Y=1回、TY=一連の特賞、MY=1日などの出玉推移、と考えると混同しにくくなります。

T1Yとは?

T1Y(ティーイチワイ)は、大当り1回あたりに遊技者が得る平均差玉を表す計数管理用語です。 「大当りで払い出された玉数」そのものではなく、大当り中に発射した玉も考慮した差玉として捉えるのが重要です。

T1Y = 大当り1回の払い出し(セーフ) − 大当り中の発射玉(T1O)

例えばアタッカーへの入賞による総払い出しが1,500玉あっても、大当り中には遊技者自身が玉を発射しています。 そのため「払い出し1,500玉」と「T1Y 1,500玉」は必ずしも同じではありません。

T1Yは「○Rだから○○玉」というカタログ上の払い出し個数と同義ではありません。 実際の計数管理では、大当り中のアウト(発射玉)を差し引いた平均差玉として扱われます。

TYとは?

TY(ティーワイ)は、特賞1セットで遊技者が得る平均差玉を表します。 一般的な説明では、初当りから大当り・確変・時短などを経て、その一連の特賞状態が終了するまでの平均獲得玉を示す数値として使われます。

TY = 特賞1セットの総払い出し(セーフ) − 特賞中の発射玉(TO)

RUSHや確変で複数回の大当りが続く機種では、TYはT1Yよりも広い範囲を測っています。 したがって、大当り1回の出玉が同じ機種でも、継続率や大当り振り分けなどが違えばTYは変わります。

考え方の例
1回の大当りで増える玉が大きくても連チャンしにくければ、特賞1セット全体のTYが極端に大きくなるとは限りません。 反対に1回あたりの出玉が小さめでも、高い継続性によって一連の大当りが続く設計ならTYは大きくなり得ます。

TYとT1Yはなぜ分ける必要がある?

T1Yだけを見ると「1回の大当りの出玉感」は分かりますが、 その後に何回続くのか、確変・時短中に玉が増減するのかまでは十分に表せません。

TYはそれらを含む一連の特賞を見ます。そのため、機種全体の「初当り後の平均的な出玉性能」を考える際にはTYが重要になります。

T1Yが大きい

1回の大当りで得られる平均差玉が多い。

TYが大きい

初当り後の一連の特賞で得られる平均差玉が多い。

ただし、TYが高いから「必ず大量出玉になる」という意味ではありません。 TYは平均値であり、実際の遊技結果は大当りの振り分けや連チャン回数などによって大きく変動します。

MYとは?

MY(エムワイ)は、パチンコ・パチスロの出玉推移を分析するときに使われ、 1日の中などで最も出玉が減った地点を基準に、その後どこまで増えたかという最大の上昇幅を示す意味で「最大差玉」と説明されることがあります。

例:
スランプグラフがいったん-20,000玉まで下がり、その後+30,000玉まで上昇した場合、 その区間の上昇幅は50,000玉です。

このようにMYを見る場合、単純な「最終差玉+30,000玉」とは違う数値になります。
MYと最終差玉は別物です。
MYが大きくても、その台を打った人が最終的に大きく勝ったことを意味するとは限りません。 大きく吸い込んだ後に大きく出た場合も、MYは大きくなります。

MYは資料によって「最大差玉」「最大持ち玉」など表現が異なる

MYはTY・T1Y以上に、説明する資料によって表現に差があります。 「1日の最大差玉」「最大持ち玉」「最も凹んだ地点から最も伸びた地点までの幅」などと説明される例があります。

これらは実務上近い概念を説明している場合がありますが、集計システムや資料ごとの定義を無視して、すべて完全に同じものとして扱うのは適切ではありません。

スリーピースドットネットでは:
MYを一律に「○○だけを意味する正式用語」と断定せず、 ホール・業界の計数管理で最大差玉・最大持ち玉の大きさを示す文脈で使われる用語として整理します。 個別の営業資料やデータを見る場合は、その資料でのMYの定義を優先してください。

TY・T1Yと「払い出し出玉」は何が違う?

パチンコの機種情報では「約1,500個」「10R・1,500個」など、大当り時の出玉が掲載されることがあります。 ここで示される数値とT1Yは、同じとは限りません。

用語何を表す?発射した玉を考慮?
払い出し出玉入賞によって払い出される玉数基本的に別計算
T1Y大当り1回で増えた平均差玉考慮する
TY特賞1セットで増えた平均差玉考慮する
払い出し出玉
対象
払い出された玉
差玉
同義ではない
T1Y
対象
大当り1回
差玉
発射玉を考慮
TY
対象
特賞1セット
差玉
発射玉を考慮

「払い出し出玉・実出玉・獲得出玉」については、 「出玉とは?」 で詳しく整理しています。

TY・T1Y・MYを見ると機種の何が分かる?

T1Y

大当り1回あたりの出玉の大きさを見る手掛かり。

TY

初当り後、一連の大当り・確変・時短等を含めた平均出玉性能を見る手掛かり。

MY

実際の出玉推移で、どれほど大きな上昇幅が発生したかを見る手掛かり。

ただし、これらの数値だけで「勝ちやすい台」「負けにくい台」を決めることはできません。 大当り確率、RUSH突入率、継続率、振り分け、通常時の回転状況など、別の要素も遊技結果に関係します。

一般ユーザーはTY・T1Y・MYをどう見ればいい?

TY・T1Y・MYはもともとホールやメーカー、業界関係者が機種性能・営業データを分析するときに使う色合いが強い言葉です。 一般ユーザーがすべての計算式を覚える必要はありません。

まずはこの3つで十分です。
T1Y=「大当り1回」
TY=「当ってから一連の平均」
MY=「出玉グラフの大きな上昇幅」

この違いが分かれば、メーカー資料や業界記事でTY・T1Y・MYが出てきても意味を取り違えにくくなります。
参考資料・確認資料
この記事の作成・確認について

本記事は、パチンコホールの計数管理資料・業界解説を照合し、 TY・T1Yを単なる「出玉個数」と誤解しないこと、MYについて資料ごとの表現差を無理に統一しないことを重視して編集しています。 一般ユーザーがメーカー資料や業界記事を読んだ際に、3つの数値が「何を、どの範囲で測っているのか」を判断できることを目的としています。

パチンコ用語をもっと知りたい方へ

大当り確率・出玉・継続率・突入率・振り分けなど、スペック表を理解するための用語も体系的に解説しています。

パチンコ関連用語集
パチンコ関連用語集を見る
パチンコ実機や動画は公式SNSでも紹介しています

パチンコ台の仕組みや実機の様子を見たい方はこちらからご覧ください。

YouTube公式チャンネルYouTube Instagram公式アカウントInstagram