e新海物語349とは――2023年の海物語初スマパチ
三洋物産の「e新海物語349」(型式:e新海物語349ELTH)は、2023年7月27日に発表され、同年10月2日にトップ導入された海物語シリーズ初のスマートパチンコです。2000年代の「CR新海物語」や2022年の「PA新海物語」の名称・映像表現を受け継ぎつつ、仕様は新たな確変62%ループ+周期Cタイムとなりました。
大当りしなくても一定の通常回転を消化すると、サポートCタイムの抽選が行われます。獲得時には50回または100回の時短が作動しますが、時短に入ることと大当りすることは同じではありません。海物語のシンプルな図柄演出を残しながら、回転の区切りにも注目できるのが本機の特色です。
基本スペック――1/348.5・確変62%・10R1,500個
メーカー発表とP-WORLDなどの機種データに基づく、e新海物語349ELTHの主要仕様です。「2R:約90個」は短開放時の実射・獲得目安であり、10Rの理論払出と同列の定量保障ではありません。
| 正式型式 | e新海物語349ELTH |
|---|---|
| メーカー | 三洋物産(SANYO) |
| 導入開始 | 2023年10月2日 |
| 機種区分 | スマパチ/ミドル〜ハイミドル/確変ループ |
| 通常時大当り確率 | 約1/348.5 |
| 確変中大当り確率 | 約1/34.8 |
| 確変割合 | 62%・次回大当りまで |
| ラウンド数・カウント | 10R・2R/10カウント |
| 賞球数 | 2(ヘソ・電チュー)&4(左右下)&5(左右上)&15(大入賞口) |
| 10R払出 | 1,500個(15個×10カウント×10R) |
| 2R短開放出玉 | 約90個(実射値目安) |
| 通常大当り後 | 時短100回 |
| サポートCタイム | チャレンジ成功率10%/成功時は時短50回または100回 |
| 保留 | 特図1・特図2 各4個、合計8個 |
| 遊タイム | 非搭載 |
| コンプリート機能 | 搭載 |
※「払出1,500個」は賞球上の規定値。持ち玉増加の実数は入賞・打込み等に左右されます。Cタイムは通常の大当りとは異なる時短抽選です。
ヘソ・電チュー共通の大当り振り分け――54%・8%・38%
ヘソ・電チュー共通で10R確変54%+2R確変8%=確変62%です。残る38%が10R通常大当りで、終了後は時短100回へ移行します。
比較表は左右にスクロールできます。
| 大当り種別 | 割合 | 出玉・払出 | 大当り後 |
|---|---|---|---|
| 10R確変 | 54% | 1,500個 | 次回大当りまで確変 |
| 2R確変 | 8% | 約90個(実射目安) | 次回大当りまで確変 |
| 10R通常 | 38% | 1,500個 | 時短100回 |
ゲームフロー――10R確変・2R確変・10R通常・Cタイム
図柄揃いの奇数・偶数、特殊停止「341」などの専用演出があり、見た目の停止形と内部的な確変・通常の扱いを混同しないことが重要です。Cタイム成功時は時短への移行であって、ラウンド付き大当りを得るわけではありません。
周期Cタイム――通常50回転ごとの「サポートCタイムチャレンジ」
メーカーが「周期Cタイム」と名付けた本機最大の新機能です。通常時に50回転消化するごとにサポートCタイムチャレンジが行われ、成功率は10%。成功すれば電サポのある時短状態が始まります。
| チャレンジ成功確率 | 10%(チャレンジ1回あたり) |
|---|---|
| 成功時:時短50回 | 80% |
| 成功時:時短100回 | 20% |
| 失敗時 | 大当り・時短獲得なしで通常遊技が継続 |
| 遊タイムとの関係 | 遊タイム(天井)ではなく、周期的な時短獲得抽選 |
時短の回数振り分けは50回が8割、100回が2割です。Cタイムに「当選」してもその時点では図柄大当りは発生しません。回転数カウントや時短中の挙動はスマパチの状態に依存します。
チャレンジ発生契機――50回転・時短終了・ラムクリア
P-WORLDの機種解説では、チャレンジが発生する主な契機は次の4つに整理されています。周期50回転だけでなく、時短が終わるタイミングにも再びチャンスがある点が特徴です。
低確率状態で一定の回転数を経過するとチャレンジが発生します。
時短終了時に別抽選のサポートCタイムチャレンジへ。
Cタイムで得た時短50回・100回が終了した際にもチャレンジ。
ホールでの初期化後にチャレンジが行われる仕様。家庭用改造機での復帰・挙動は加工条件に依存します。
引き戻し期待度――時短50回・100回の理論値
時短は低確率約1/348.5で大当り抽選を受ける期間です。大当りを n 回転で1回以上引く確率は 1 − (1 − 1/348.5)n で計算できます。
| 時短50回のみ | 約13.4% |
|---|---|
| 時短100回のみ | 約25.0% |
| 時短100回+残保留4回(参考) | 約25.8% |
| Cタイム獲得時の50/100回比率を加味した平均 | 約15.7%(50回80%・100回20%の加重平均) |
| サポートCタイムチャレンジ1回からの時短中大当り期待値 | 約1.57%(成功10%×上記約15.7%) |
計算は規定回転数中の単純な低確率独立試行モデル。残保留の消化や状態移行、時短終了後のCタイム再抽選は含めていません。上の数値はホールの保証値・実測値ではありません。
確変62%と時短込みの継続期待度――数値の読み方
確変大当りは次回大当りまで電サポが続き、次の大当りの振り分けを受けます。一方、通常大当りの38%を引いても時短100回で引き戻す可能性があります。
約71.5%は確変継続と通常大当り後の100回時短だけを数式上合算した数値です。さらにCタイムによる時短獲得チャンスがあるため、本機の遊技全体の実質的な継続・次回当選確率を一つの数字に厳密に還元したものではありません。
新海チャンスと2R確変――341停止の意味
通常の数字揃いのほか、特定の停止形から「新海チャンス」へ移行する専用の見せ方があります。一般的な10R大当りとは異なり、2R確変に当選した場合は短開放で出玉が少ない一方、確変状態が次回大当りまで続きます。
海物語らしい図柄大当りと1,500個払出。次回大当りまで確変。
「341」停止など専用演出を経由する短開放大当り。次回まで確変。
2Rを「10R大当りの一部」と誤ってまとめると、当選時の出玉と確変割合の説明が不正確になります。大当りを表示で判断するときは、図柄の種類だけでなくモード移行もあわせて見ると理解しやすくなります。
海・秘境・オーロラ――選べる3モード
海モード
泡・魚群・珊瑚礁・黒潮・マリンちゃんリーチなど伝統的な予告を中心に展開。変動と図柄の動きをじっくり確認したい方向け。
秘境モード
海底の秘境を舞台に、砂舞い上がり・ベルーガ・カメルートなど専用予告が特徴。通常の魚群とは異なる発展過程を楽しめます。
オーロラモード
オーロラの景観と独自の予告表現を楽しむモード。海モード・秘境モードと演出の密度や見え方を比較できます。
演出モードの好みは変えられますが、大当り確率や10R・2R振り分けそのものがモードによって変わるわけではありません。カメ演出やサポートCタイムチャレンジもモード選択とは別のシステムです。
新海シリーズのカメ役物――ウミガメゾーン・ドキドキ目
チャンス目とともにカメ役物が動作し、連続停止でスーパーリーチへの期待感が増します。
順目や1・9を用いたY字停止などでカメの目が点灯。点灯中のリーチ成立に注目。
カメ図柄が多く停止するほど期待感が高まり、3匹揃えばウミガメゾーンへの発展契機。
変動開始時やリーチ中などに突入する高期待度のチャンスゾーン。カメ演出が集中的に絡みます。
前作PA新海物語にもカメの演出はありますが、349では新規のプレミアム表現やスマパチ独自のサポートCタイムと同居している点が違います。
予告・リーチの見どころ――魚群・カメ・全回転
- 泡・魚群:伝統的な海モードの代表的予告。魚群の意味をカスタムで変化させられます。
- ブレーキアクション:リーチ中のボタン操作に中図柄の表情が反応。炎目・ハート目などの変化が注目点。
- カメ役物・ドキドキ目:通常図柄演出とは別にカメが高期待度の前兆を演出。
- カメ通過・玉手箱:カメが玉手箱を置くと2R確変を示唆する場合があります。
- クジラッキー全回転:リーチ中のロング変動などから発展する特別な大当り演出。
リーチの信頼度はモード・予告・カスタム設定の組み合わせで変わります。本図鑑では根拠のない固定の信頼度数値を置かず、発展契機と演出の位置づけを中心に整理しています。
My海カスタム6項目――魚群・告知・水着&告知音
2023年e新海物語349では、以下の6系統を選んで演出を調整できます。項目自体はPA新海物語ARBBともつながるもので、各モードの楽しみ方を変える手段です。
| 魚群期待度 | 魚群の信頼度を変更。「出現しない」の設定も可能。 |
|---|---|
| 告知頻度 | 大当り時の一発告知発生頻度を調整。 |
| 告知方法 | 通常の告知/効果音を抑えた「ひっそり」など。 |
| 予告頻度 | 「ふつう」「少なめ」など、リーチ前の予告頻度を変更。 |
| 前兆予告 | 前兆演出の出現頻度を変更。 |
| 水着&告知音 | 歴代海物語のマリンの水着・一発告知音を選択。 |
6項目は確変割合・大当り確率・Cタイム成功率を変更する機能ではありません。好みの予告密度・音・見た目で遊ぶための設定です。
クジラッキーの新演出・テーマソング
メーカー発表では、e新海物語349でクジラッキーの表現をリニューアルしたこと、大当りラウンドに新テーマソング「クジラッキーは、しクジラない! feat.くろくも」を収録したことが案内されています。プレミアム演出も新規表現になっています。
同じ2022年PA新海物語から機種を選ぶとき、カメ役物とサポートタイムだけでなく、スマパチで新しく加わった楽曲とプレミアムの変化も比較ポイントになります。
PA新海物語(2022)との違い――ST・遊タイムとCタイム
名前から「新海349がPA新海物語の大当り確率を変えただけ」と理解するのは誤りです。両機は遊技タイプ・電サポ・時短獲得条件が根本的に異なります。
比較表は左右にスクロールできます。
| 比較項目 | e新海物語349(本機) | PA新海物語(2022) |
|---|---|---|
| 導入 | 2023年10月2日 | 2022年8月22日 |
| 正式型式 | e新海物語349ELTH | PA新海物語ARBB |
| 通常大当り | 約1/348.5 | 約1/99.9 |
| 高確率 | 約1/34.8 | 約1/9.9 |
| 確変 | 62%で次回大当りまで | 全大当り後ST5回 |
| 通常後電サポ | 時短100回 | ST5回+時短振り分け |
| 特別な時短 | 50回転周期Cタイム・成功10% | 突然時短+遊タイム |
| 遊タイム | なし | 低確率299回転→時短379回 |
| 最大大当り払出 | 10R 1,500個 | 10R 1,000個 |
| 外観・方式 | スマパチ | 従来型パチンコ |
e新海物語349を動画で見る|公式PVと遊技紹介
SANYO公式のPVと試打動画、実際に台を動かしながら紹介する動画を掲載。周期Cタイムやカメ役物の動きなども確認できます。
動画はクリックするまでプレイヤーを読み込まない軽量方式です。埋め込み再生が制限される場合はYouTubeの外部リンクから視聴できます。
関連ページのクロスリンク――シリーズ・メーカー・動画館・用語集
新海物語を起点に、歴史、メーカー背景、演出映像、仕様用語へ読み進められるよう、次の関連資料ページを直接つないでいます。
家庭用スマパチ実機で確認する点――必要機器・枠・Cタイム
スマパチは通常の循環加工済みP機と機構・使用条件が異なるため、「100V対応済みだからすぐ遊べる」とは限りません。特に専用ユニットや玉数管理に関係する周辺機器、家庭用変換の方式を商品ごとに確認する必要があります。
スマパチの遊技に必要な管理ユニット・接続部品・付属装置の有無と対応を確認。
家庭用100V対応、音量調整、ハンドル・ボタンの作動、電源投入後のエラーを確認。
50回転周期のカウント・RAMクリア時の挙動・時短中の画面表示は実機の条件に依存。
寸法・重量・設置台・枠ランプ・役物・液晶・付属品と保証内容を確認。
機種資料を詳しく調べる目的なら海物語シリーズ完全ガイド、家庭向け改造や設置は家庭用パチンコのオプションガイド、騒音対策、設置スペースが役立ちます。
メーカー一次資料・詳細スペックと姉妹サイト案内
基本数値、型式、導入日、周期CタイムをSANYO公式一次資料と専門機種データで照合しています。大当り割合とCタイム振り分けは区別し、出玉・期待度には計算条件を付記しました。
- SANYO公式発表(2023年7月27日)――型式ELTH・導入日・確変62%・Cタイム10%・賞球数。
- SANYO公式「e新海物語349」機種サイト――周期Cタイム・新規演出・メーカー動画。
- SANYO公式ガイドブック――写真・ゲーム性・演出の補足資料。
- P-WORLD「e新海物語349」――54/8/38%、Cタイム80/20%、演出、My海カスタム。
- なな徹:大当り内訳とCタイム振り分け――10R・2Rの大当り割合。
- SANYO公式PV / SANYO公式超速体感MOVIE――本機の公式映像。
運営:スリーピースドットネット(有限会社グローバルスタンダード)。情報の記録は対象機種ELTHに限定し、2022年PA新海のc時短・遊タイムを本機の仕様として混同しないよう編集しています。





