小当りRUSHは、小当りを高い頻度で成立させ、そのたびに開くアタッカーへ玉を入れて払い出しを積み重ねることで出玉を増やす仕組みです。 小当りRUSH搭載機では確変と組み合わされる例が多くありますが、小当りRUSH=確変そのものではありません。
小当りRUSHは「大当りが連続している状態」ではありません。 大当りと大当りの間などに高頻度の小当りを利用し、少量ずつ出玉を増やしていくゲーム性です。
小当りRUSHとは?
小当りRUSHは、高確率で成立する小当りによって出玉を得られる状態を指す一般的な呼び方です。 メーカーによって「SUPER小当りRUSH」など独自の呼称が使われることもあります。
小当りRUSH=高頻度の小当りによるアタッカー開放と入賞を繰り返し、払い出しを積み重ねて出玉を増やすゲーム性・遊技状態。
通常の大当りでは、規定されたラウンド中にアタッカーが開き、そこへ玉を入賞させてまとまった出玉を獲得します。 一方、小当りRUSHでは、1回の小当りによる払い出しは大当りほど大きくなくても、小当りを何度も成立させることで出玉を積み上げていくのが基本的な考え方です。
なぜ小当りで出玉が増えるの?
小当りが成立すると、機種の設計に応じてアタッカーなどが短時間開放します。 その開放中に玉が入賞すると賞球が払い出されます。
通常時にたまに成立する小当りだけでは大きな出玉になりにくい場合があります。 しかし小当りRUSH中は、小当りが高い頻度で成立するよう設計され、その入賞による払い出しを繰り返し獲得できるため、結果として出玉を増やせます。
実際の増え方は、小当り確率だけでなく、アタッカーの開放パターン、賞球数、入賞個数、打ち出し中の玉減りなど機種設計によって変わります。
「小当り」と「小当りRUSH」は何が違う?
| 比較 | 小当り | 小当りRUSH |
|---|---|---|
| 意味 | 大当りとは別に成立する1回ごとの当り | 小当りを高頻度で利用して出玉を増やす状態・ゲーム性 |
| アタッカー | 成立時に短時間開放する場合がある | 小当り成立を繰り返して開放・入賞を積み重ねる |
| 出玉 | 1回では少量、またはゲーム性によって異なる | 小当りを重ねることでまとまった出玉につなげる |
| 関係 | RUSHを構成する1回ごとの抽選結果 | 小当りを出玉獲得に活用する仕組み |
- 意味
- 1回ごとの当り
- 開放
- アタッカー等が短時間開放
- 位置付け
- 小当りRUSHを構成する要素
- 意味
- 小当りを高頻度で利用する状態
- 出玉
- 入賞・払い出しを積み重ねる
- 位置付け
- 出玉獲得のゲーム性
小当りRUSHと確変はどんな関係?
小当りRUSHを理解するときに、最も混同しやすいのが確変です。
確変は、大当り確率が通常時より高くなる「確率変動」の状態です。 一方、小当りRUSHは、小当りを利用して出玉を増やすゲーム性です。 したがって両者は本来、役割の異なる概念です。
| 比較 | 小当りRUSH | 確変 |
|---|---|---|
| 中心となる役割 | 小当りによる出玉獲得 | 大当り確率を高確率状態にする |
| 何が変わる? | 小当りを利用して玉を増やせるゲーム性になる | 大当り抽選の確率状態が変わる |
| 同じもの? | 同じではない。ただし同時に成立する機種がある | |
- 役割
- 小当りで出玉を増やす
- 中心
- 小当り・アタッカー入賞
- 役割
- 大当り確率を高くする
- 中心
- 大当り抽選の確率状態
小当りRUSHが広く知られるようになった機種には、確変中に小当りRUSHへ入り、次回大当りなどまで小当りによる出玉増加を狙うタイプが多くありました。
たとえばKYORAKU「ぱちんこ 必殺仕事人V」は、確変時にSUPER小当りRUSH「斬RUSH」を搭載し、 次回大当りまで小当りで出玉が増えるゲーム性として公式に紹介されました。
確変は「大当りを引く確率」に関する仕組み。
小当りRUSHは「大当りまでの間などに小当りで出玉を増やす」仕組み。
1台の中で両方を組み合わせることができるため、同じものに見えやすいという関係です。
小当りRUSHとST・通常のRUSHは同じ?
同じではありません。 「RUSH」という言葉が付いていても、パチンコでは機種ごとに内部の仕組みが異なります。
高頻度の小当りとアタッカー入賞を利用して出玉を増やすことが中心。
決められた回転数だけ高確率状態が続く確変方式。中心は大当り抽選。
連チャンが期待できる遊技状態の通称。ST・時短・一種二種混合機など内部方式はさまざま。
「○○RUSH」はメーカーや機種の演出上の名称としても使われるため、内部的にSTなのか、時短なのか、小当りRUSHなのかをスペックで確認します。
小当りRUSHはいつまで続く?
終了条件は機種によって異なります。
代表的なタイプでは、確変中の小当りRUSHが次回大当りまで続き、 大当り後の振り分けによって再び小当りRUSHへ戻るか、別の状態へ移行します。
そのため、小当りRUSHの性能を見るときは「小当り1回で何個出るか」だけでなく、 平均して何回転継続するのか、どの大当りで終了・継続するのかまで見る必要があります。
小当りRUSHを理解しやすい実在機種
ぱちんこ 必殺仕事人V
KYORAKUは2017年、確変時にSUPER小当りRUSH「斬RUSH」を搭載。 「次回大当りまで」小当りによって出玉が増えるゲーム性として公式に紹介しました。 小当りRUSHと確変の関係を理解しやすい代表例です。
ぱちんこ 劇場霊
2019年のKYORAKU「ぱちんこ 劇場霊」は確変ループタイプにSUPER小当りRUSHを搭載し、 メーカーは小当りのみで平均約1,500個の獲得を期待できるゲーム性として紹介しています。
ぱちんこ GANTZ極
2021年の「ぱちんこ GANTZ極」では、 SUPER小当りRUSH「超GANTZ EXTRA」を搭載。 メーカー発表では、大当り出玉1,500個にSUPER小当りRUSHによる平均出玉約1,500個を組み合わせたゲーム性が示されました。
小当りRUSHは現在のパチンコでも重要?
小当りRUSHは、特に2010年代後半から2020年代前半に多くの機種で特徴的な出玉システムとして採用されました。 一方、現在の機種では一種二種混合機、ST、ラッキートリガーなど多様なRUSH設計が主流となっており、 すべてのRUSH機が小当りRUSHを採用しているわけではありません。
それでも、小当りRUSHはパチンコの出玉設計を理解する重要な用語です。 また「小当り」は現在の一種二種混合機などでも別の重要な役割を持つため、 小当りRUSHと現在の「小当り→V入賞→大当り」の仕組みを混同しないことが大切です。
小当りRUSHでよくある誤解
違います。確変は大当り確率、小当りRUSHは小当りによる出玉獲得の仕組みです。
違います。大当りではなく小当りの入賞・払い出しを積み重ねます。
違います。小当りは1回の当り、小当りRUSHはそれを高頻度で利用する状態です。
違います。STや時短、一種二種混合機など別方式のRUSHもあります。
分かりません。賞球、入賞性能、継続時間なども関係します。
同義ではありません。一種二種混合機の小当り→V入賞とは別に整理する必要があります。
小当りRUSH=「高頻度の小当りを、出玉を増やすために活用する仕組み」。
確変と組み合わされる機種はありますが、確変そのものではありません。
関連して覚えておきたい用語
- SANKYOオンライン博物館「小当りラッシュとは何ですか?」 ― 高確率で当選する小当りによって出玉を得られる状態という基本定義を確認。
- SANKYOオンライン博物館「小当りとは何ですか?」 ― 小当り自体の基本的な位置付けとアタッカー開放を確認。
- KYORAKU「ぱちんこ 必殺仕事人V」公式ニュース ― 確変時のSUPER小当りRUSH「斬RUSH」と、次回大当りまで小当りで出玉を増やす実例を確認。
- KYORAKU「ぱちんこ 劇場霊」公式ニュース ― 確変ループタイプとSUPER小当りRUSHを組み合わせた実例、小当り部分の平均獲得出玉の公式説明を確認。
- KYORAKU「ぱちんこ GANTZ極」公式ニュース ― 大当り出玉とSUPER小当りRUSHによる出玉を組み合わせたゲーム性の実例を確認。
- KYORAKU「ぱちんこ GANTZ:3 LAST BATTLE」公式ニュース ― 小当り用・強小当り用の2アタッカーを用いた発展例を確認。
パチンコ用語をもっと知りたい方へ
小当り・確変・RUSH・ST・アタッカー・賞球・出玉・一種二種混合機など、小当りRUSHと一緒に理解したい用語をまとめています。
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