ハマりとは、大当りが来ないまま多くの回転数を消化している状態のことです。 ただし正式に「○回転からハマり」と決められた基準はありません。 また、長く当たっていないから次の回転が当たりやすくなる、という意味でもありません。
「これだけハマったから、そろそろ当たる」は確率上の保証ではありません。
通常の確率状態が変わっていなければ、前回までのハズレだけを理由に次の1回転の大当り確率が高くなるわけではありません。
パチンコの「ハマり」とは?
「ハマり」「ハマリ」は、 大当りを引けない状態が長く続き、回転数が積み重なっていること を表す一般的な通称です。
ハマり=大当りが来ないまま、多くの回転数を消化している状態。
法令上の正式名称や、すべてのメーカーが統一して定義している専門用語ではありません。 パチンコファンやホール、専門媒体などで広く使われている言葉です。
たとえば「500回転ハマり」「1000ハマり」など、 大当りせずに消化している回転数と組み合わせて使うことがあります。
何回転から「ハマり」と呼ぶの?
統一された固定基準はありません。
業界系の用語解説でも、 ハマりと感じる基準は人それぞれで、明確な分岐点は存在しないと説明されています。
実際には、
300回転ほど大当りが来ていない状態を表す言い方。
1000回転大当りが来ていない状態を表す言い方。
大当り確率1/319なら319回転前後を超えて当たっていない状態を表す言い方。
大当り確率の分母のおよそ2倍の回転数まで当たっていない状態を表す俗な表現。
「分母超え」「2倍ハマり」などは、状況を分かりやすく表すための言い方です。
なぜパチンコではハマりが起こる?
パチンコの通常の大当り抽選は、 前回の抽選結果に関係なく、 その時点の大当り確率で1回ごとに抽選されます。
SANKYO公式はこれを「完全確率抽選」と説明し、 たとえば1/100なら、前の回転がハズレでも次の回転も1/100で抽選されるとしています。
つまり、 大当り確率が1/319だから、319回以内に必ず1回当たりが用意されているわけではありません。
ハズレが偶然何回も続けば、回転数が大きくなり「ハマり」と呼ばれる状態になります。
1/319では、どれくらいハマることがある?
大当り確率1/319.9を例に考えてみます。
SANKYO公式「P大開王」の通常時大当り確率は1/319.9です。
1/319.9の抽選を320回行った場合、 320回転までに1回以上大当りする確率は約63.3%です。
逆に言えば、 約36.7%は320回転まで一度も大当りしない計算 になります。
| 大当り確率1/319.9の場合 | その回転数までに1回以上当たる確率 | 一度も当たらない確率 |
|---|---|---|
| 320回転 | 約63.3% | 約36.7% |
| 640回転 | 約86.5% | 約13.5% |
| 960回転 | 約95.0% | 約5.0% |
| 1,280回転 | 約98.2% | 約1.8% |
- 1回以上当る
- 約63.3%
- 一度も当らない
- 約36.7%
- 1回以上当る
- 約86.5%
- 一度も当らない
- 約13.5%
- 1回以上当る
- 約95.0%
- 一度も当らない
- 約5.0%
- 1回以上当る
- 約98.2%
- 一度も当らない
- 約1.8%
なぜ「分母までに約63%」になるの?
1回ごとの大当り確率を p、 回転数を n とすると、 n回すべてハズレる確率は (1-p)n です。
したがって、 n回転までに1回以上当たる確率は 1-(1-p)n で求められます。
これは「この台はそろそろ当たる」という予測ではなく、 同じ確率の独立した抽選を何回繰り返したときに、少なくとも1回当たる割合がどれくらいになるか を計算したものです。
深くハマった台は、次に当たりやすくなる?
通常の確率状態が変わっていないなら、ハマったことだけを理由に次回の大当り確率は上がりません。
大当り確率1/319.9の通常状態なら、 1回転目でも、500回転ハマった後の次の1回転でも、 状態が同じならその1回転の大当り確率は1/319.9です。
SANKYO公式も、 完全確率抽選では前回の結果に関係なく毎回同じ確率で抽選されると説明しています。
「長く当たっていないから次は当たるはず」と考えることは、確率の仕組みとは分けて考える必要があります。
SANKYOのユーザー調査でも、 「ハマリ台を見るともうすぐ大当りする気がする」という感覚を紹介したうえで、 パチンコは完全確率なのでそのように当たりやすくなるわけではないと説明しています。
「2倍ハマり」「3倍ハマり」とは?
大当り確率の分母を基準に、 その約2倍・3倍の回転数まで大当りしていない状況を 「2倍ハマり」「3倍ハマり」などと表現することがあります。
たとえば1/319.9なら、おおよそ次のようになります。
| 一般的な呼び方 | おおよその回転数 | そこまで一度も当たらない確率 |
|---|---|---|
| 1倍程度 | 320回転 | 約36.7% |
| 2倍ハマり | 640回転 | 約13.5% |
| 3倍ハマり | 960回転 | 約5.0% |
| 4倍ハマり | 1,280回転 | 約1.8% |
- 回転数
- 約320回
- 当たらない確率
- 約36.7%
- 回転数
- 約640回
- 当たらない確率
- 約13.5%
- 回転数
- 約960回
- 当たらない確率
- 約5.0%
- 回転数
- 約1,280回
- 当たらない確率
- 約1.8%
ハマりと遊タイム・救済機能は別
ハマりは、 大当りが来ない状態を表しているだけ です。
一方、遊タイムは対応機種において、 低確率状態を規定回数消化することなどを条件に時短が発動する仕組みです。
したがって、 「ハマれば必ず何かの救済状態に入る」という意味ではありません。
ハマりと「回転数」はどう違う?
回転数は、図柄が何回変動したかを表す数です。
ハマりは、その回転数が大当りなしで長く積み重なっている状態を表します。
ハマり=大当りが来ない状態を表す呼び方。
ハマりでよくある誤解
違います。1/319.9なら320回転まで当たらない確率は約36.7%あります。
状態が同じなら、過去のハズレだけを理由に次回の大当り確率は上がりません。
統一された固定基準はありません。回転数と確率帯によって感じ方も変わります。
違います。分母と同程度の回転数までに1回以上当たる確率はおおむね約63%です。
過去のハマりだけを理由に、次の1回転の大当り確率が高くなるわけではありません。
違います。遊タイムは対応機種で規定条件を満たした場合に限ります。
ハマり=大当りが来ない回転が長く続いている状態。
正式な開始回転数はなく、深くハマったこと自体が次の抽選を有利にするわけではありません。
関連して覚えておきたい用語
- SANKYOオンライン博物館「完全確率抽選とは何ですか?」 ― 前回の結果に関係なく、その機種で決められた確率で毎回抽選されるという基本を確認。
- SANKYOオンライン博物館「遊技してみよう パチンコ編」 ― 1/100の機種を100回転させても必ず当たるわけではなく、100回転までに当たる確率が約63%という公式解説を確認。
- SANKYO「P大開王」公式スペック ― 大当り確率1/319.9を使った確率計算例の基礎数値を確認。
- 藤商事「P FAIRY TAIL 超一夜Ver.」公式機種情報 ― 1/319という確率帯が別メーカーの機種でも実際に用いられていることを確認。
- ジャグラートピックス「ハマリ」を解説 ― 業界で使われる通称として、一定ゲーム数当りを引けない状態を指し、何ゲームからという明確な基準がないことを確認。
- SANKYO調査隊「パチンコ・パチスロあるあるを調査してみた!」 ― ハマリ台だから「そろそろ当る」と感じるユーザー心理と、完全確率抽選との違いを確認。
パチンコ用語をもっと知りたい方へ
大当り確率・回転数・初当り・大当り・遊タイム・確変・甘デジ・期待値など、ハマりと一緒に理解したい用語をまとめています。
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