ヘソ落ちとは、 確変・ST・RUSHなどの連チャン状態中に 残っていたヘソ保留で大当りし、その結果として連チャン状態が終了したり、より不利な状態へ移行したりする現象 を指す通称です。
主に、 ヘソ側(特図1)と右打ち側(特図2)で 大当り後の振り分け・時短回数・RUSH継続条件などが異なる機種で問題になります。
ヘソ保留をRUSH中に消化しただけでは「ヘソ落ち」ではありません。
ヘソ保留で大当りし、その当りを契機に連チャン状態が終了・弱化するなど、 実際に不利な結果へつながった場合を指して使われるのが基本です。
ヘソ落ちとは?
パチンコでは、 通常時にヘソへ入賞した変動がすぐに消化されない場合、 ヘソ保留として残ることがあります。
その後に大当りして確変・ST・RUSHなどへ移行しても、 機種の保留消化ルールによっては 残っていたヘソ保留を消化する場面があります。
そこでヘソ保留が大当りし、 その当りに適用される特図1側の振り分けなどによって RUSH終了・通常状態への移行・継続条件の弱化などが起こると、 一般に「ヘソ落ち」と呼ばれます。
「ヘソ落ち」は正式名称?
法令上の正式な機種区分・機能名称として統一された言葉ではなく、 パチンコ業界・メディア・ユーザー間で使われる通称として考えるのが適切です。
ただし、 単なるネット上だけの造語というわけでもありません。
サミー公式の開発者ブログでも、 ユーザー意見を紹介する文脈で 「後ろの保留でヘソ落ちした」 という言葉が実際に使われています。
ヘソ落ちが起こるための条件
ヘソ落ちは、 単に「ヘソ保留が残っている」だけでは成立しません。
一般に次の条件が重なったときに起こり得ます。
- 通常時のヘソ入賞による保留が残っている
- 大当り後に確変・ST・RUSHなどの連チャン状態へ移行する
- その状態中に残っていたヘソ保留が消化される
- ヘソ保留で大当りする
- その当りに適用される特図1側の振り分け・状態移行が、特図2側より不利になっている
- 結果としてRUSH終了・通常状態への移行・継続条件の弱化などが起こる
ヘソ落ちと特図1・特図2の関係
ヘソ落ちを理解するうえで重要なのが、 特図1と特図2です。
一般的な機種では、 ヘソ入賞が特図1側、 右打ち中の入賞が特図2側に対応する例が多くあります。
SANKYO公式のスペック解説でも、 通常時(ヘソ)側と特図2側で大当り後の振り分けが異なる実例が示されています。 「Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」の例では、 特図1と特図2でRUSHに関する大当り振り分けが明確に異なります。
SANYOの現行・近年機種でも、 特図1大当り内訳と特図2大当り内訳を別々に設定するスペックが確認できます。
※表は横にスクロールしてご覧いただけます。
| 項目 | 特図1側 | 特図2側 |
|---|---|---|
| 一般的な入賞契機 | ヘソ入賞に対応する機種例が多い。 | 右打ち中の始動口に対応する機種例が多い。 |
| 大当り内訳 | 同じ機種でも特図1・特図2で、ラウンド・出玉・RUSH突入・継続条件などが異なる場合があります。 | |
| ヘソ落ちとの関係 | RUSH中に特図1側の大当りが成立し、不利な振り分けを引くことが原因になる場合があります。 | 本来RUSH中に主として消化する側として優遇された設計になっている機種があります。 |
振り分けの差は機種ごとに異なります。 ヘソ落ちを判断するには、その機種の特図1・特図2の大当り内訳と状態移行を確認する必要があります。
RUSH中にヘソ保留で当たったら必ずヘソ落ち?
いいえ。
ここは非常に重要です。
RUSH中にヘソ保留で大当りしても、 RUSHが継続するよう設計された機種や、 ヘソ側にも不利な終了振り分けがない機種があります。
業界媒体の機種調査では、 「e花の慶次~裂 一刀両断」のように RUSH中にヘソ保留で当選してもRUSHが終了しないとされる機種例もあります。
つまり、 「RUSH中のヘソ当り=ヘソ落ち」ではありません。
1種2種混合機では「電チュー」と決めつけない
元ページでは、 「ヘソ=通常時」「電チュー=RUSH中」という二分で説明していましたが、 現代のパチンコを説明するには少し単純すぎます。
1種2種混合機などでは、 RUSH中の特図2抽選を理解する際に 「右打ち側の始動口」「特図2側」 と説明した方が正確な場合があります。
SANKYO公式でも、 RUSH中の特図2について 「右打ち中の電チュー入賞に限り」と説明する機種例がある一方、 現代機では右打ち中のゲーム構造そのものが機種ごとに多様化しています。
ヘソ保留と「残保留」は同じ?
同じではありません。
「ヘソ保留」は、 ヘソ入賞によって記憶された保留を指します。
一方「残保留」は、 RUSH・時短などの終了後に残っている保留を指す文脈で使われることが多く、 特図2側の保留を意味する機種もあります。
SANYOの2026年公式スペックでも、 RUSHの継続期待値や大当り内訳の説明で 「残保留4個」を明確に区別して記載する例があります。
※表は横にスクロールしてご覧いただけます。
| 用語 | 意味 | ヘソ落ちとの関係 |
|---|---|---|
| ヘソ保留 | ヘソ入賞によって記憶された保留。 | RUSH中などにこの保留で大当りし、不利な状態移行が起きるとヘソ落ちと呼ばれる場合があります。 |
| 残保留 | RUSH・時短終了時などに残っている保留を指す言葉。 | 機種によってはRUSH継続抽選の一部として扱われます。ヘソ保留と同義ではありません。 |
「ヘソ保留を消化しすぎてRUSH終了」とヘソ落ちは同じ?
同じとは限りません。
一部の1種2種混合機などでは、 RUSH中にヘソ保留を複数回消化した結果、 大当りを引いていなくてもRUSHの規定回数を消費し、 通常状態へ戻るようなケースがあります。
これは「ヘソ保留で大当りして不利な振り分けを引いた」という 典型的なヘソ落ちとは仕組みが違います。
用語集では、この2つを同じ現象として混同しない方が正確です。
ヘソ落ちはどう防ぐ?
一律の対策はありません。
機種ごとに、 保留の消化順、 RUSH突入後の最初の変動、 ヘソ保留を消化した場合の扱い、 特図1・特図2の振り分けが異なるためです。
基本は、 液晶・盤面の遊技指示に従って打つことです。
SANKYOの現行機種情報でも、 「液晶の表示に従わなかった場合、本来の性能で遊技できない事があります」 という注意書きが掲載される例があります。
特図1・特図2の大当り内訳、RUSH突入・継続条件を確認します。
「右打ち」などの指示が出たら、メーカー想定の遊技方法に従います。
RUSH突入時にヘソ保留がどう消化される機種なのかを個別に確認します。
機種によって保留消化の仕様が違うため、個別機種の公式情報・信頼できる機種情報で確認する必要があります。
ヘソ落ちについて間違えやすいポイント
いいえ。 消化しただけではなく、ヘソ保留で当たり、不利な状態移行が起こることがポイントです。
いいえ。 ヘソ当りでもRUSHが継続する機種があります。
現代機では単純化しない方が安全です。 特図2側の始動口・抽選として確認する方が正確です。
同義ではありません。 残保留はRUSH・時短終了時などに残っている保留を指す文脈で使われます。
いいえ。 特図1・特図2の振り分けや状態移行、保留消化仕様によって異なります。
いいえ。 メーカー側でも使われる例はありますが、業界・ユーザー間の通称として扱うのが適切です。
関連して覚えておきたい用語
まとめ
ヘソ落ちとは、 確変・ST・RUSHなどの連チャン状態中に 残っていたヘソ保留(主に特図1)で大当りし、 特図2側より不利な振り分け・状態移行によって 連チャン状態が終了・弱化することを指す通称です。
重要なのは、 ヘソ保留を消化しただけではヘソ落ちではないことです。
また、 ヘソ保留で当たってもRUSHが継続する機種があり、 特図1・特図2の振り分けが違わない機種や、 ヘソ保留の扱いに救済・保護的な設計がある機種もあります。
そのため、 「ヘソ落ち=RUSH中に残ったヘソ保留で当たり、その当りを原因として不利な状態へ落ちること」 と覚えたうえで、 実際に起こるかどうかは個別機種のスペックで確認するのが最も正確です。
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