羽根物(羽根モノ・ハネモノ)とは、 スタートチャッカーへの入賞などをきっかけに羽根を開放し、 羽根に拾われた玉を役物内へ導いて、 Vゾーンへの入賞によって大当りを狙うパチンコ機のタイプです。
羽根に玉が拾われるか、 役物内でどのルートを通るか、 Vへ入るかという実際の玉の動きが遊技の大きな見どころになります。
羽根物の基本は、 「スタート入賞 → 羽根開放 → 拾い → 役物内の玉の動き → V入賞」 です。
羽根物とは?
SANKYO公式の初心者向け解説では、 羽根物を 「スタートチャッカーに玉を入れて羽根を開かせ、Vゾーンへ入賞させることで大当りとなるパチンコ機の種類」 と説明しています。
羽根物の大きな特徴は、 デジタル表示だけを見て結果を待つのではなく、 実際の玉が羽根に拾われ、 役物の中を進み、 Vゾーンへ近づいていく過程を目で追えることです。
そのため、 玉の軌道や役物の動きそのものが 遊技の緊張感や面白さにつながります。
羽根物の基本的な仕組み
代表的な羽根物では、 次のような流れで大当りを狙います。
- スタートチャッカーなどへ玉が入賞する
- 羽根が一定回数・一定時間開放する
- 開いた羽根が玉を拾う
- 玉がセンター役物などの内部へ進む
- 役物内のルート・仕掛けを通過する
- 玉がVゾーンへ入賞すると大当りにつながる
ただし、 羽根の開放回数・時間、 役物の構造、 Vへ向かうルート、 V入賞後の大当り内容は機種によって異なります。
「羽根を開く→役物へ玉を入れる→Vを狙う」という基本構造を持ちながら、 具体的なゲーム性は機種ごとに大きく異なります。
羽根物の「拾い」とは?
羽根物を理解するうえで重要な言葉が 「拾い」です。
SANKYO公式では、 スタートチャッカーへの入賞で羽根が開き、 その開いた羽根から玉が役物内へ入ることを 「拾い」と説明しています。
つまり、 羽根が開いただけでは次の段階へ進んだとは言えません。 開いている間に玉が羽根へ向かい、 実際に役物内へ取り込まれる必要があります。
スタート入賞などを契機に、役物入口の羽根が開放します。
開放中の羽根から玉が役物内部へ入ります。これが「拾い」です。
拾われた玉が機種固有のルート・仕掛けを通ってVを目指します。
羽根物の役物とV入賞
羽根に拾われた玉は、 機種ごとに設計された役物の中を進みます。
役物内部では、 回転体・可動部・振り分け・溝・穴・磁石など、 機種によってさまざまな仕掛けが使われます。
その結果、 玉がVゾーンへ入ることをV入賞と呼び、 典型的な羽根物ではV入賞によって大当りとなります。
たとえばSANKYO「羽根らんま1/2」では、 羽根に拾われた玉が複数のルートを進み、 V入賞すれば大当り。 さらにV入賞後には別の物理抽選でラウンドを決める仕組みも採用されていました。
スタートチャッカーに入れば必ず羽根が開く?
機種によって異なります。
羽根物の基本説明では、 スタートチャッカーへの入賞が羽根開放のきっかけになります。
ただし、 チャッカーの種類、 開放回数、 開放時間、 羽根開放までの制御は機種ごとに違います。
そのため、 「1チャッカーなら1回、2チャッカーなら2回」といった形で すべての羽根物へ共通ルールを当てはめるのは避けるべきです。
用語としては「スタートチャッカーへの入賞などが羽根開放の契機になる」と理解するのが安全です。
羽根物とデジパチの違い
羽根物とデジパチは、 大当りへ至る代表的な見せ方・仕組みが異なります。
※表は横にスクロールしてご覧いただけます。
| 項目 | 羽根物 | デジパチ |
|---|---|---|
| 代表的な大当りへの流れ | 羽根を開放し、拾われた玉を役物内へ導き、V入賞を狙います。 | 始動口入賞を契機に大当り抽選を行い、図柄変動・演出によって結果を表示します。 |
| 大きな見どころ | 玉の軌道、拾い、役物内の振り分け、V入賞。 | 図柄変動、予告、リーチ、液晶・役物演出など。 |
| 物理的な玉の動き | 大当りへ至る過程で特に重要な要素になります。 | 玉は始動口へ入賞するために重要ですが、大当り判定自体は内部抽選で行われるのが基本です。 |
| 機種ごとの差 | 現代機では複数の仕組みを組み合わせる例もあるため、 「羽根物は完全アナログ、デジパチは完全デジタル」と単純に二分しない方が正確です。 | |
羽根開放や大当り後の振り分けなどに電子制御・抽選を使う機種もあります。 羽根物の特徴は、玉を実際に役物へ通してVを狙う遊技構造にあります。
羽根物と「役物機」は同じ意味?
同義語として扱わない方が正確です。
元ページでは「役物機」を羽根物のalternateNameとしていましたが、 これは削除しました。
豊丸産業の公式機種検索では、 種別として「羽根モノ」と「役物」が別カテゴリで掲載されています。
もちろん羽根物は役物を使うパチンコですが、 役物を使う機種すべてが羽根物というわけではありません。
羽根物は「第二種」と呼ばれる?
歴史的には、 デジパチが「第一種」、 羽根物が「第二種」、 権利物が「第三種」と呼ばれていた時代があります。
SANKYO公式の「権利物」解説でも、 過去には羽根物が第二種として区分されていたことが説明されています。
ただし、 現在の機種を説明するときに 「羽根物=第二種」とだけ説明すると制度の変遷を省略することになります。
羽根物は昔のパチンコだけ?
いいえ。
羽根物には長い歴史がありますが、 現在も新しい羽根物が登場しています。
豊丸産業の公式サイトでは、 2026年の「遊moreLT PエガブレイブVVV」を 種別「羽根モノ」として掲載しています。
また豊丸産業の機種検索には、 「羽根モノ」という独立したカテゴリが現在も用意されています。
現在も羽根モノとして公式分類される新機種が存在します。
羽根物の「面白さ」はどこにある?
羽根物の魅力としてよく挙げられるのが、 大当りへ近づく玉の動きを目で追えることです。
羽根が開いたタイミングで玉が役物へ入るかを見届けます。
同じ場所から入っても、玉の位置やタイミングによって動きが変化する役物があります。
玉がVゾーンへ向かう過程を直接見られることが、羽根物特有の緊張感につながります。
回転体・振り分け・可動部など、役物そのものに機種固有のゲーム性があります。
SANKYO公式も、 羽根物について デジパチでは味わえない「玉の軌道」に一喜一憂できることを特徴として挙げています。
羽根物について間違えやすいポイント
いいえ。 羽根が開き、玉を拾い、さらに役物内でVへ入賞する必要があるのが基本です。
いいえ。 多くの羽根物では、役物内部でVゾーンへ入賞することが重要です。
その表現は単純すぎます。 玉の物理挙動が重要ですが、電子制御や抽選を組み合わせた機種もあります。
完全な同義語ではありません。 メーカー公式でも別カテゴリとして扱われる例があります。
いいえ。 2026年現在もメーカー公式で「羽根モノ」に分類される新機種があります。
いいえ。 羽根開放・役物ルート・V入賞後の処理などは機種ごとに異なります。
関連して覚えておきたい用語
まとめ
羽根物とは、 スタートチャッカーへの入賞などをきっかけに羽根を開放し、 羽根に拾われた玉を役物内へ導き、 Vゾーンへの入賞によって大当りを狙うパチンコ機のタイプです。
羽根が開いた際に玉が役物内へ入ることを「拾い」といい、 そこから役物内部のルートを進んでVへ入るかどうかが大きな見どころになります。
一方で、 羽根開放回数、役物構造、V入賞後のラウンド・出玉などは機種ごとに異なり、 羽根物を「完全アナログ」「役物機と同義」「昔の機種だけ」と説明するのは正確ではありません。
「羽根物=羽根に玉を拾わせ、役物内の玉の動きを経てV入賞を狙うパチンコ」 と覚えるのが最も分かりやすく、誤解の少ない定義です。
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