2020年登場の「P大海物語4スペシャル」とは
三洋物産が2020年9月28日に発表し、同年12月7日にホール導入が始まった機種。正式な型式名は「P海物語E」です。2017年の「CR大海物語4」が持つ確変ループの分かりやすさを継承しつつ、当時のP機で注目された遊タイムを海物語シリーズとして初搭載しました。
特徴は、2R確変をなくして大当りをすべて10R・払出約1,500個に統一したこと。確変は次回大当りまで続き、通常大当り後にも時短が付くため、「確変中の連チャン」と「時短中の引き戻し」を区別して理解すると機種の構造が分かりやすくなります。
大海シリーズの歴史的な位置づけは海物語シリーズ完全ガイド、メーカーの系譜はSANYOメーカー図鑑でも確認できます。
基本スペックと型式
| 正式名称 | P大海物語4スペシャル |
|---|---|
| 型式名 | P海物語E |
| メーカー | 三洋物産 |
| 導入開始 | 2020年12月7日 |
| タイプ | ミドル・確変ループタイプ(確変は次回まで) |
| 通常時大当り確率 | 約1/319.6 |
| 高確率時 | 約1/39.7 |
| 確変割合 | 52%(ヘソ・電チュー共通) |
| ラウンド・カウント | 10R・10カウント(全大当り共通) |
| 払出個数 | 10R:約1,500個(15個賞球×10カウント×10R) |
| 時短 | 非電サポ中の通常大当り後100回/電サポ中の通常大当り後120回 |
| 遊タイム | 低確率状態950回転消化後、時短350回 |
| 賞球数 | 3(ヘソ)・2(電チュー)・15(大入賞口)・3/4(その他入賞口) |
| 盤面の特徴 | 8個保留仕様、4ステージ、My海カスタム |
※約1,500個は賞球に基づく払出個数で、実際の手元の獲得個数とは異なります。スペックはメーカー2020年9月28日付発表資料に基づきます。
大当り振り分け|全10R・確変52%
振り分けの基本はヘソ・電チューとも共通です。どの大当りでも10Rですが、その後の内部状態が確変か通常かで異なります。
| 大当りの種類 | 振り分け | 払出個数 | 大当り後の電サポ |
|---|---|---|---|
| 10R確変 | 52% | 約1,500個 | 確変・次回大当りまで |
| 10R通常(非電サポ中の大当り) | 48% | 約1,500個 | 時短100回 |
| 10R通常(電サポ中の大当り) | 48% | 約1,500個 | 時短120回 |
※下2行はそれぞれ異なる大当り抽選の振り分けではなく、同じ通常48%の大当りを「当選した状態」で分けて示しています。合計は常に52%+48%=100%です。
通常大当りでも電サポが続く
奇数図柄などで確変大当りを引けば次回まで高確率状態。一方、通常大当りを引いたときは高確率ではありませんが、所定の回数だけ電サポが続きます。時短の意味を知っておくと、この違いが理解しやすくなります。
確変ループと時短のゲームフロー
この確変52%はST突入率ではありません。本機の確変は回数制限のあるSTではなく、次の大当りまで継続する確変ループ方式です。前機種のCR大海物語4、ST型のCR大海物語4BLACK、甘デジのアグネス版と比較するとゲーム性の違いが見えてきます。
遊タイム|低確率950回転で時短350回
「遊タイム」は大当りそのものを保証する機能ではなく、条件を満たしたときに電サポ付きの時短350回へ移行する仕組みです。発動条件は低確率状態の950回転消化。通常大当り後の時短100回・120回など、低確率で消化した時短回転も条件の対象になります。
中古実機では、遊タイムまでの見た目の回転数と内部条件を単純に同一視しないことが重要です。遊タイムは「必ず当たる天井」とは異なります。
4ステージの特徴と見どころ
泡・魚群を中心に演出を読み取る、シンプルな海物語らしさを楽しめるステージ。
ボタンを使った予告や魚群の見せ方など、手元操作と演出の組み合わせに注目。
宝探しの世界観で変化する演出を楽しめるステージ。予告の違いを比較しやすい。
クリスタルの神秘的な背景とネッシィ、雷鳴、いかずちリーチなど独自の演出を楽しめる。
ステージごとの演出の雰囲気はSANYOの公式ステージ紹介で確認できます。
My海カスタム|全360通りの演出パターン
本機では大海物語シリーズとして初めて「My海カスタム」を搭載。5つのカスタム項目と4ステージの組み合わせにより、全360通りの演出スタイルを楽しめます。販売年を経ても比較・研究する価値が高い固有機能です。
| カスタム項目 | 変更できる方向性 |
|---|---|
| 魚群期待度 | 50%・100%・出現しない |
| 前兆予告 | ふつう・少なめ・出現しない |
| 一発告知頻度 | ふつう・100%・出現しない |
| 告知方法 | いつもの・ひっそり |
| ぶるぶるチェンジ | ふつう・出現しない |
例えば「魚群期待度100%」を選ぶと魚群発生時の意味が変わります。一方、「魚群を出現しない」にすれば泡予告などにも注目しやすくなります。設定によって演出発生頻度や期待の仕方が変わるため、同じ機種でも演出体験を比較できるのが魅力です。
※各カスタムの具体的な選択肢はP-WORLD掲載の本機演出情報を参照しています。操作方法は実機の画面表示に従ってください。
この機種固有の役物・主要演出
シリーズの象徴的な告知役物。メーカーは前作比130%のサイズアップを発表しています。見た目にも分かりやすい本機の見どころ。
ビッグバイブを契機に予告や図柄の状態が変化する演出。My海カスタムで出現しない設定も選択できます。
通常図柄では見分けにくい確変大当りへの突入を知らせる独自の昇格演出。変動中から見逃せないポイント。
ネッシィビジョン、雷鳴予告、いかずちリーチなど、他の3ステージとは異なる演出を搭載。
特定演出の数値的な信頼度はモード・設定・状態によって変わるため、ここでは確認できる仕組みと役割を中心に整理しています。
公式映像で確認するP大海物語4スペシャル
2010年代後半から2020年にかけた「大海」の進化を、発売当時の実映像で振り返れます。どちらもP大海物語4スペシャル(2020年の本機)を扱う映像で、BLACK・アグネスなど別スペックの動画ではありません。
関連機種の演出動画を続けて探す場合は海物語パチンコ動画館もご覧ください。
CR大海4・P大海4SP・アグネス・大海5の違い
| 機種 | 大きな特徴 | ゲーム性の違い |
|---|---|---|
| CR大海物語4 | 2017年・CR機 | 確変ループ55%。2R確変あり、遊タイムなし |
| P大海物語4スペシャル | 2020年・P機 | 確変52%・全10R・遊タイム950回転/350回時短 |
| PA大海物語4SP アグネス | 甘デジ派生機 | 約1/99.9・ST10回。遊タイムの条件も別仕様 |
| P大海物語5 | 後継世代 | シリーズの王道演出と新しい大海の仕様を比較できる |
※「P大海物語4スペシャルBLACK」は本ページの確変ループ機とは別仕様です。名前が似ていてもスペックを混同しないようご注意ください。
家庭用実機を調べるときの参考資料
本ページは販売サイトではなく機種の資料ページです。中古実機を調べる場合は、機種そのもののスペックと販売される個体の加工・状態を区別してください。家庭用100V対応、循環加工、オート仕様、スピーカーの状態、パール役物の動作は、商品ごとに確認が必要です。




※写真は元記事に掲載されていた周辺部品の参考資料です。本機の標準付属品・標準加工を意味しません。部品の追加や配線変更は販売元の案内に従ってください。
海物語をさらに調べる
参考資料・情報の確認先
公式発表と機種資料を優先し、仕様の定量情報・演出の解説・動画を分けて確認しました。
- 三洋販売・三洋物産「P大海物語4スペシャル」発表資料(2020年9月28日) — 型式・確率・全10R・遊タイム・My海カスタム
- SANYO公式機種ページ — 作品の特徴・ステージ・映像への案内
- P-WORLD機種情報 — ヘソ・電チューの振り分け、遊タイム発動条件、My海カスタム
- 遊技日本(2020年) — 発売当時の機種情報とSANYO公式PVの案内






