止め打ちとは、 パチンコで玉の発射を必要に応じて一時的に止め、打ち出すタイミングを調整する操作です。
もっとも基本的な例は、保留が満タンのときに玉の打ち出しを止める「保留止め」です。
止め打ちは大当り抽選を有利にする操作ではありません。
玉を発射するか止めるかを調整する操作であり、大当り確率や抽選結果そのものを変える機能ではありません。
止め打ちとは?
パチンコは、発射ハンドルを操作して遊技球を盤面へ送り出します。 ダイナムの初心者向け用語集でも、ハンドルは「玉を打ち出すために握って回す部分」と説明されています。
一方で、玉を打ち続ける必要がない場面では、 発射を一時的に止めることができます。
このように、 打ちっぱなしにせず、必要に応じて発射を止める操作 を一般に「止め打ち」と呼びます。
発射停止ボタンと止め打ちの関係
パチンコ機には、ハンドルの回転位置を大きく変えずに遊技球の発射を一時停止できる機構を備えたものがあります。
KYORAKU(京楽産業.)の発射ハンドルに関する特許資料では、 「発射停止ボタン」と「発射停止スイッチ」を備え、 ボタン操作によって遊技球の発射を停止する構造が示されています。
発射停止ボタン=その操作に使われる機構の一例
と整理すると分かりやすくなります。
ボタンの名称・位置・ハンドル構造は枠や機種によって異なります。 特定メーカーの呼称を、すべてのパチンコ機の共通名称として扱わないことが重要です。
保留満タン時の「保留止め」
最も基本的な止め打ちが、 保留が上限まで貯まったときに発射を止める方法です。
デジパチでは、 始動口へ入賞すると保留が記憶されますが、 保留には上限があります。
保留が上限に達している状態で、さらに始動口へ玉が入っても、 その入賞が新たな保留として記憶されない場合があります。
ただし、 保留数・始動口・入賞時の処理は機種によって異なります。 「保留4個なら必ず止める」と一律に決めるより、その機種の保留仕様を理解する方が正確です。
リーチ中に止め打ちする意味
長いリーチ演出中など、 保留が十分に貯まっている場合には、 演出中に打ち出しを止めることがあります。
これはリーチ演出そのものを有利にするためではなく、 新しい保留を増やす必要がない場面で不要な発射を抑える という考え方です。
電サポ中の止め打ちとは?
時短・確変・ST・RUSHなどで普通電動役物が開閉する機種では、 開放タイミングに合わせて発射と停止を繰り返す打ち方が「止め打ち」と呼ばれることがあります。
目的は、 電動役物が閉じている時間などに発射される玉を抑え、 打ち出しを必要なタイミングへ寄せることです。
| 止め打ちの例 | 考え方 |
|---|---|
| 保留止め | 保留上限到達時などに発射を止める。 |
| 電サポ中 | 普通電動役物の開閉に合わせて発射・停止を調整する。 |
| 大当り中 | 大入賞口が閉じている時間などに発射を止める場合がある。 |
大当り中の止め打ち
大当り中には、 大入賞口(アタッカー)が開放・閉鎖を繰り返します。
ラウンドとラウンドの間など、 大入賞口が閉じていて入賞しない時間に発射を止める操作も、 広い意味では止め打ちに含まれます。
ただし、 大入賞口の開放時間、閉鎖タイミング、次ラウンド開始までの間隔、 玉が盤面を流れる時間などは機種ごとに違います。
仕組みを理解せずに細かなタイミング打ちを行う必要はありません。
止め打ちと捻り打ちは同じ?
同じではありません。
| 用語 | 操作 | 主な違い |
|---|---|---|
| 止め打ち | 玉の発射を止める・再開する。 | 「発射するか、止めるか」を調整する。 |
| 捻り打ち | ハンドル操作で玉の打ち出し強度・軌道を変える。 | 「どの強さ・軌道で打つか」を調整する。 |
ハンドルは遊技球を発射するための操作部であり、打ち出しの狙い・強さを調整する場面があります。 この「打ち出し方を変える操作」と、発射自体を止める止め打ちは分けて理解します。
捻り打ち=打ち出し強度・軌道の調整
止め打ちとオーバー入賞の違い
オーバー入賞は、 大当り中などに規定カウントを超えて大入賞口へ入賞が成立することを指します。
止め打ちとは別の用語です。
大当り中の打ち方を説明する記事などでは、 止め打ち・捻り打ち・オーバー入賞が一緒に語られることがありますが、 それぞれ意味が違います。
玉の発射を止める・再開する操作。
ハンドル操作で打ち出す強さ・軌道を変える操作。
規定カウントを超えて大入賞口へ入賞が成立する現象。
止め打ちをすると回転率が上がる?
止め打ちそのものが、 台の釘配置や始動口への物理的な入賞率を変えるわけではありません。
ただし、 保留上限に達している場面で不要な発射を減らすことで、 同じ持ち玉をより効率よく使える結果になる場合があります。
台の回りやすさと、不要な発射を抑える操作は別の話です。
止め打ちをすると大当り確率は変わる?
変わりません。
止め打ちは発射の有無を調整する操作です。 大当り抽選そのものの確率を変更する機能ではありません。
同様に、 「リーチ中に止めると当たりやすい」 「特定のタイミングで止めると当たりを呼べる」 といった考え方を用語の定義へ含めるべきではありません。
遊技時の注意点
止め打ちは、玉の発射を停止・再開する操作を表す一般用語です。 ただし、電サポ中や大当り中の細かな発射タイミングは機種ごとに異なります。
実際にホールで遊技する場合は、 遊技機の画面・音声による打ち方案内と、店舗から個別に示されているルールや案内があればそれを優先 してください。
このページでは、全国のホールに共通する「止め打ち可/不可」のルールがあるかのような断定は行いません。
「ストップボタン」と呼んでいい?
パチンコの発射停止用ボタンを日常会話で「ストップボタン」と呼ぶ場合はありますが、 用語集では注意が必要です。
パチンコでは技術資料上「発射停止ボタン」「発射停止スイッチ」などの表現が確認できます。
一方「ストップボタン」は、 パチスロではリールを停止するボタンを指す一般的な名称として広く使われます。 そのため、パチンコの発射停止機構を説明する際は「発射停止ボタン」など、機能が分かる表現の方が誤解を招きにくいです。
止め打ちについて間違えやすいポイント
いいえ。大当り抽選の確率や結果を変える操作ではありません。
違います。止め打ちは発射・停止、捻り打ちは打ち出し強度や軌道の調整です。
違います。オーバー入賞は規定カウントを超える入賞を指します。
保留仕様・入賞口・遊技状況は機種ごとに異なるため、一律ではありません。
なりません。演出中の発射停止と抽選結果は別です。
止め打ちは操作の名称、発射停止ボタンはその操作に使われる機構の一例です。
パチスロのストップボタンと混同しやすいため、パチンコでは「ウェイトボタン」と区別すると明確です。
違います。保留仕様・電動役物の開放・大入賞口の動作などは機種ごとに異なります。
関連して覚えておきたい用語
まとめ
止め打ちとは、 パチンコで玉の発射を必要に応じて一時停止し、打ち出すタイミングを調整する操作 です。
保留満タン時の「保留止め」が最も基本的な例で、 電サポ中や大当り中に開放タイミングへ合わせて発射・停止を行う打ち方も止め打ちと呼ばれます。
ただし、 止め打ちは大当り確率を変える操作ではなく、 捻り打ちやオーバー入賞とも別の用語です。
また、 実際のホールでは細かな技術介入について店舗ごとにルールが異なる場合があるため、 掲示や店員の案内を優先する必要があります。
「止め打ち=玉を打ち続ける必要がないときに発射を止め、必要なタイミングで再開する操作」 と理解するのが最も正確です。
- KYORAKU(京楽産業.)特許公開公報「パチンコ遊技機」 ― 発射ハンドルに設けた「発射停止ボタン」「発射停止スイッチ」で遊技球の発射を停止する具体的な構造を確認。
- ダイナム「ビギナーズガイド|パチンコ用語集」 ― ハンドルが遊技球を打ち出すための操作部であることなど、遊技操作の基本用語を確認。
- P-WORLD「今週のピックアップ!」止め打ち解説 ― 「止め打ち」が通常時・確変/時短中など複数の場面で使われてきた一般的な業界用語であることを確認する歴史的参考資料。
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保留・ヘソ・電チュー・アタッカー・オーバー入賞・捻り打ち・右打ちなど、止め打ちと一緒に理解したい用語をまとめています。
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