パチンコ用語をやさしく解説

ボーダーラインとは?意味・回転率・期待値・ベースとの違いを解説

ボーダーラインとは、交換率や出玉など一定の前提条件のもとで、 長期的な期待収支が概ね0になる通常時回転率の目安です。 このページでは、1000円あたりの回転数の見方、 ボーダーを上回る・下回るという意味、 期待値・交換率・ベースとの違いまで順番に解説します。

ボーダーラインとは、 パチンコで、 一定の前提条件のもと、長期的な期待収支が概ね0になる通常時回転率の目安 を指す用語です。

「ボーダー」と略して呼ばれることも多く、 4円パチンコでは 「250個(1000円相当)あたり何回転するか」 という形で示されることが一般的です。

最初に覚えておきたいポイント:
ボーダーラインは「大当りしやすさ」を表す数字ではありません。 投入した玉・金額に対する通常時回転率と、 機種の出玉性能などを合わせて考えた 損益分岐の目安です。

ボーダーラインとは?

ボーダーラインは、 パチンコの通常時回転率について、 「この程度回る条件なら長期的な期待収支が概ね±0になる」 と考えるための目安です。

例えば、 ある機種について 「4円・等価条件のボーダーが17.5回」 とされている場合、 その計算で設定された出玉などの前提条件のもとでは、 250個あたり17.5回転前後が 理論上の損益分岐点という意味になります。

ボーダーは機種固有の絶対値ではありません。
同じ機種でも、 交換率や算出時の出玉・電サポ中の玉増減などの条件によって 掲載されるボーダー値が変わる場合があります。

なぜ「1000円あたりの回転数」で表すの?

4円パチンコでは、 1000円相当の貸玉を基準として、 「その玉数で何回スタートするか」を 回転率の目安として使うことがあります。

同じ量の玉でも、 15回しか回らない台と20回回る台では、 通常時に大当り抽選を受けられる回数が異なります。

貸玉料金・貸玉個数は店舗や営業形態によって異なる場合があります。 ボーダー表を見るときは、 どの貸玉条件を前提としているかも確認することが大切です。

「ボーダー17回」「ボーダー18回」とは?

「ボーダー17回」などの表記は、 所定の貸玉個数あたり17回転程度が 損益分岐となる目安という意味で使われます。

例:4円パチンコ・250個あたりのボーダーが18回の場合

実測回転率が18回前後なら、 そのボーダーを算出した前提条件では 理論上の期待収支が概ね0付近になる目安です。

実測回転率が20回ならボーダーを約2回上回り、 16回なら約2回下回っています。

18回回れば収支が必ず±0になるという意味ではありません。
ボーダーは多数回の遊技を前提にした理論上の目安であり、 実際の短期収支は大当りの偏りなどによって大きく変動します。

ボーダーを上回る・下回るとは?

ボーダーラインと実際の回転率を比較するときは、 「ボーダーを上回っている」 「ボーダーを下回っている」 という表現が使われます。

※表は横にスクロールしてご覧いただけます。

状態 意味 理論上の考え方
ボーダーと同程度 実測回転率が算出されたボーダー付近。 同じ前提条件なら、 長期的な期待収支が概ね0付近になる目安です。
ボーダーを上回る ボーダーより実測回転率が高い。 他の条件が同じなら、 ボーダー時より期待収支は有利な方向になります。
ボーダーを下回る ボーダーより実測回転率が低い。 他の条件が同じなら、 ボーダー時より期待収支は不利な方向になります。
大切なのは ボーダーとの差です。 ボーダーが17回の機種で18回回る場合と、 ボーダーが20回の機種で18回しか回らない場合では、 同じ18回転でも意味が異なります。

ボーダーを超えていれば必ず勝てる?

いいえ。

ボーダーを上回る回転率であっても、 その日の収支が必ずプラスになるわけではありません。

パチンコでは、 大当りまでの回転数、 大当り振り分け、 連チャン回数などが 短期間では大きく偏ることがあります。

ボーダー超え=勝利確定ではありません。
ボーダーはその日の結果を予言する数字ではなく、 同じ条件で多数の試行を行った場合の期待収支を考えるための目安です。

ボーダーラインは交換率によって変わる

ボーダー表を見るうえで、 特に重要なのが交換率です。

借りるときの玉の価値と、 出玉を景品交換するときに評価される玉の価値が 同じとは限りません。

そのため、 同じ機種でも 等価交換と非等価交換では 損益分岐となる回転率が異なる場合があります。

ボーダーを見るときは数字だけを見ないことが重要です。
何円交換・何個交換など、 どの条件を前提にした数値なのかも確認してください。

交換率以外にも前提条件がある

ボーダー値は、 交換率だけで決まるわけではありません。

大当り出玉

実際に獲得できる出玉を どの程度として計算するかで変わります。

電サポ中の増減

時短・ST・RUSHなどで 玉が増減する想定も計算条件になります。

交換率

出玉を交換するときの条件によって 損益分岐となる回転率が変わります。

持ち玉での遊技

現金投資と持ち玉遊技の割合を どう想定するかでも結果が変わる場合があります。

機種スペック

大当り確率・RUSH性能・大当り振り分けなどが 基礎となります。

算出条件

掲載媒体ごとに シミュレーション条件が異なる場合があります。

同じ機種なのにサイトによってボーダーが少し違う場合、 必ずしもどちらかが間違っているとは限りません。 出玉・電サポ中の増減・交換条件など、 計算前提が違う可能性があります。

ボーダーラインと期待値の関係

期待値とは、 同じ条件で多数回の試行を行った場合に 平均的にどの程度の結果が期待できるかを表す考え方です。

ボーダーラインは、 その期待収支が概ね0になる回転率を 判断するために使われます。

他の条件が計算時の想定と同じであれば、 実際の回転率がボーダーより高くなるほど 期待収支はプラス方向へ、 低くなるほどマイナス方向へ動くと考えます。

期待値と実際の収支は別です。
期待値は平均的な結果を考える概念なので、 期待値がプラスでもその日の収支がマイナスになることがあります。

「ボーダーが高い・低い」は何を意味する?

「この機種はボーダーが高い」 「ボーダーが低い」 という言い方もあります。

※表は横にスクロールしてご覧いただけます。

表現 意味 注意点
ボーダーが高い 損益分岐の目安となる必要回転数が多い。 数字が高いだけで 勝ちにくい機種とは断定できません。
ボーダーが低い 損益分岐の目安となる必要回転数が少ない。 数字が低いだけで 勝ちやすい機種とは断定できません。

実際に重要なのは、 その機種のボーダー値そのものよりも、 実際の回転率がボーダーに対してどの位置にあるか です。

「ボーダーが低い機種=有利な機種」ではありません。
ボーダー値と実際の回転率をセットで比較する必要があります。

ボーダーライン・回転率・ベースの違い

この3つは混同されやすいですが、 意味は異なります。

※表は横にスクロールしてご覧いただけます。

用語 意味 主な見方
ボーダーライン 一定条件で長期的な期待収支が 概ね0になる通常時回転率の目安。 実際の回転率との比較に使います。
回転率 所定の玉数・金額で 何回図柄を変動させられるかという回り方。 「250個で18回」などと表します。
ベース 一般に、通常時に打ち込んだ玉に対して どれだけの賞球が払い出されたかを表す出玉率。 通常時の払い戻し率・玉持ちに関係する指標です。
特に「ベース=1000円あたりの回転数」ではありません。
ベースは通常時の出玉率を表す指標であり、 ボーダーや回転率とは区別して考えます。

ベースが高いとどうなる?

ベースが高いということは、 通常時に打ち込んだ玉に対して 戻ってくる賞球の割合が大きいことを意味します。

そのため、 一般にはベースが高いほど 玉持ちは良くなります。

ただし、 ベースには始動口への入賞による賞球だけでなく、 一般入賞口などからの払い出しも関係します。

したがって、 ベースと始動口への入賞回数、 1000円あたりの回転数は 関係はありますが同じ数値ではありません。

ボーダーラインと釘・ゲージの関係

実際の通常時回転率は、 玉が始動口へ向かう流れに左右されます。

パチンコでは、 盤面上の釘や風車などが 玉の進行方向に影響します。

そのため、 同じ機種でも実際の回転率に差が生じることがあります。

ボーダーラインは「必要な回転率の目安」、 実際の回転率は「その台がどれくらい回ったか」という実測値です。 この2つを比較して考えます。

ボーダーラインは誰が決める?

ボーダーラインは、 遊技機メーカーが機種の正式スペックとして 一律に定めて表示する数値ではありません。

一般には、 公開されている機種スペックなどをもとに、 攻略情報誌・機種情報サイトなどが 独自の計算条件で算出しています。

そのため、 同じ機種でも掲載媒体によって 小数点以下や回転数に差が出る場合があります。

ボーダーラインについてよくある誤解

ボーダーを超えれば必ず勝てる?

いいえ。 長期的な期待収支を考える目安であり、 短期の勝敗は保証しません。

ボーダー17なら17回で必ず±0?

いいえ。 算出時の条件を前提とした理論上の目安です。

同じ機種ならボーダーは1つ?

いいえ。 交換率や計算条件によって異なる場合があります。

ボーダーが低いほど勝ちやすい?

一概には言えません。 実際の回転率との差を見る必要があります。

ベースとボーダーは同じ?

違います。 ベースは通常時の出玉率、 ボーダーは損益分岐となる回転率の目安です。

ボーダー=大当り確率?

違います。 大当り確率はスペック、 ボーダーは回転率についての目安です。

ボーダーラインに関するQ&A

Q. ボーダーラインとは何ですか?

交換率や出玉など一定の前提条件のもとで、 長期的な期待収支が概ね0になる通常時回転率の目安です。

Q. 「ボーダー18」とはどういう意味ですか?

一般には、所定の貸玉個数あたり18回転程度が 損益分岐となる目安という意味です。 4円パチンコでは250個あたりの回転数として示されることが多くあります。

Q. ボーダーを超えていれば必ず勝てますか?

必ずではありません。 ボーダーは長期的な期待収支を考える目安なので、 短期間では大当りの偏りによって負けることもあります。

Q. 同じ機種なのにサイトごとにボーダーが違うのはなぜですか?

交換率、想定出玉、電サポ中の玉増減など、 算出時の前提条件が異なる場合があるためです。

Q. 等価交換と非等価交換でボーダーは変わりますか?

変わる場合があります。 出玉を交換するときの価値が異なるため、 同じ機種でも交換条件別に異なるボーダー値が示されることがあります。

Q. ボーダーラインと回転率は同じですか?

同じではありません。 回転率は実際にどれだけ回ったかを表す数値、 ボーダーラインは損益分岐となる回転率の目安です。

Q. ボーダーラインとベースは同じですか?

違います。 ボーダーラインは期待収支が概ね0になる回転率の目安、 ベースは通常時の出玉率を表す指標です。

Q. ボーダーが低い機種の方が有利ですか?

ボーダー値の高低だけでは判断できません。 実際の回転率が、その条件のボーダーを どれだけ上回っているか、または下回っているかを見る必要があります。

関連して覚えておきたい用語

まとめ

ボーダーラインとは、 交換率や出玉など一定の前提条件のもとで、 長期的な期待収支が概ね0になる 通常時回転率の目安です。

4円パチンコでは、 250個相当あたり何回転するかという形で 表されることが一般的です。

ボーダーを上回る回転率なら、 他の条件が同じ場合、 ボーダー時より期待収支は有利な方向になります。 ただし、その日の勝利を保証する数字ではありません。

また、 ボーダー値は交換率・想定出玉・電サポ中の増減など 算出条件によって変化するため、 数字だけでなく前提条件も確認することが重要です。

「ボーダーライン=一定条件で期待収支が概ね0になる通常時回転率の目安」 と覚えると、 回転率・期待値・交換率・ベースとの違いも整理しやすくなります。

この記事の作成・確認について

本記事は、パチンコ台を取り扱う有限会社グローバルスタンダードが、 公開されている機種情報やパチンコ計数管理に関する資料を確認したうえで作成しています。 ボーダーラインはメーカーが一律に公表する正式スペック値ではなく、 掲載媒体や交換率・想定出玉などの算出条件によって数値が異なる場合があります。

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